神奈川・大井町長選が告示 現職小田氏、新人鈴木氏の一騎打ち

(左から届け出順に)小田真一氏、鈴木武夫氏

 任期満了に伴う神奈川県大井町長選が6日、告示された。立候補したのは、いずれも無所属で届け出順に、2期目を目指す現職の小田真一氏(69)と新人で元町議の鈴木武夫氏(70)。前回(2018年)は元町議3氏で三つどもえとなったが、今回はそのうちの2氏による一騎打ちとなる。1期4年の小田町政の評価や人口増加策などが争点となりそうだ。投開票は11日。

 小田氏は住民や民間企業と連携した「協働のまちづくり」に向け、老朽化した子育て支援センターの移転建て替えによる新たな多世代型交流拠点建設を掲げる。また、子育て支援の充実を図るため、町内の保育園などで紙オムツを回収してリサイクルする仕組みの整備を官民協働で目指す。

 鈴木氏は町内でテニスクラブを経営し、1992年から断続的に町議を8期務めた。移動町長室の定期的な開催や役場内に「すぐやる課」を設置するなど、「町民の声を迅速に実行する」と訴える。町立小中学校の給食費無償化や過疎化が進む相和地区の活性化なども公約に掲げる。

 5日現在の有権者数は1万4721人(男7272人、女7449人)。

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