【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は5日、ウクライナに侵攻したロシアと攻撃を支援したベラルーシ両国の選手について、国際大会から除外するように全競技の国際連盟や大会主催者に勧告した2月の制裁を現時点では解除しない方針を示した。
2024年パリ五輪へ向けた予選は、来年には本格化する。IOCの勧告にほとんどの国際連盟が同調するが、制裁を受けている両国をどのタイミングで復帰させるかが今後の焦点となる。アダムス氏は「まだパリ五輪までは時間がある。(侵攻は)めまぐるしく状況が変化し、推移を見守っていく必要がある」と話すにとどめた。