おかやま工房監修 旨辛カレーパン 中四国のローソンで期間限定発売

おかやま工房が監修し、ローソンが発売した旨辛キーマカレーパン

 コンビニ大手のローソン(東京)は6日、パン製造販売のおかやま工房(岡山市北区田中)が監修した「旨辛キーマカレーパン」を発売した。来年1月上旬までの期間限定で、中四国地方の約1450店に並べる。おかやま工房がコンビニの商品を監修するのは初めてという。

 北海道産と岡山県産の小麦粉をブレンドしたパン生地でキーマカレーを包み、粗めの生パン粉をまぶして揚げ、ザクザクとした食感に仕上げた。中身のカレーは植物由来の大豆ミートを使用。ニンニクやクミン、カルダモンを加えており、スパイシーな味わいを楽しめる。1個168円。

 協業は、中四国地方の商品開発を担当するローソンの社員が、おかやま工房の直営店「焼きたてパン広場リエゾン」(同所)を訪れてファンになったことがきっかけ。同店ではカレーパンの人気が高く、全国のカレーパンのコンテストで最高賞を受賞したこともあり、ローソンから協業を打診した。

 おかやま工房は岡山市内で直営2店舗を経営するほか、パン店の開業支援事業を国内外で展開。協業について「当社を広く知ってもらえる機会になる。人気のカレーパンの味を手軽に楽しんでほしい」。ローソンは地域密着の取り組みとして各地の食品関連業者との協業商品を販売しており、「特色のある店づくりを進め、地域の活性化にも貢献したい」としている。

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