ドイツを期待させたW杯日本代表 – 日本は「とても強い」「最大のサプライズチーム」

5日、カタールで開催中のサッカーワールドカップ(W杯)において、日本代表は対クロアチア戦で1対1のまま延長戦を迎え、PK戦でクロアチアに敗れた。トーナメント戦敗退となり、悲願のベスト8は叶わなかった。

日本に1対2で敗れ、グループリーグ敗退となったドイツでは、今大会の日本の戦いぶりを見てクロアチアに勝利する可能性も期待されていた。

また、日本代表の多くの選手がドイツ・ブンデスリーガでプレーしており、日本代表のトーナメント進出に貢献したと注目されている。第1ドイツテレビでは、クロアチア戦前日の4日付の記事で、シャルケの吉田麻也選手、ボルシア・メンヒェングラートバッハの板倉滉選手、フォルトゥナ・デュッセルドルフの田中碧選手など、ブンデスリーガで活躍する8人の選手を丁寧に紹介している。

参考:第1ドイツテレビ「W杯のサプライズにこんなにたくさんの日本が」(2022年12月4日)
So viel Bundesliga steckt in WM-Überraschung Japan

クロアチア戦終了後の南ドイツ新聞のコラムでは、見出しで「日本は(11メートル)地点で冷静でいることに負けた」としつつも、日本代表について次のよう評価している。

「ハンジ・フリックは、ドイツのW杯敗退について分析するのに忙しいはずだが、監督が月曜夕方にテレビを見ていたことは間違いないだろう。(中略)カタールでドイツ代表を1対2で決定的に負かした敵は、一体どのくらい強いのか? 答えは『とても強い』だ」

「日本はこのトーナメント戦最大のサプライズチームとしてベスト16に残った。(中略)スペインとドイツに勝利してグループリーグを終えた者は、これまでカナダしか倒していない敵に対しては有利ではないか?」

参考:南ドイツ新聞オンライン版「対クロアチアでW杯敗退:日本は(11メートル)地点で冷静でいることに負けた」(2022年12月5日)
WM-Aus gegen Kroatien: Japan versagen die Nerven vom Punkt

日本代表にとって悔しい結果に終わったが、今大会で世界から注目されたことは間違いないだろう。これからの選手たちの活躍、そして4年後のW杯に期待したい。

翻訳・要約:ドイツニュースダイジェスト編集部

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