東南アジア医療支援充実へ協定 岡山医療センターとジャパンハート

協定書を手にする久保院長(左)と吉岡理事長

 東南アジアにおける医療支援の充実などに向け、国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区田益)は6日、認定NPO法人ジャパンハート(東京)と連携協定を結んだ。

 両者は2004年から協力関係にあり、医療チームをカンボジアやミャンマーなどに派遣。現地の医療機関では治療が難しい小児患者のケアに当たるほか、患者を岡山医療センターに移し、がんの摘出手術を行うなどしてきた。

 今回の協定で連携体制をさらに強化。成人患者の治療も行うほか、現在も実施している医師の相互派遣などを一層進める。

 同センターで締結式があり、久保俊英院長と吉岡春奈理事長が協定書に署名した。久保院長は「治療だけでなく、人材育成にも力を入れていく」とし、吉岡理事長は「被災地への医療チーム派遣などでも協力していきたい」と述べた。

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