「『そのいじめをどう感じている?』という指導が大切」不適切対応で設置の「いじめ対策コーディネーター」研修会で意見交換=浜松市

浜松市に住む女性へのいじめ問題から各学校に配置されることになった「いじめ対策コーディネーター」の研修が12月6日に開かれました。任命された浜松市内の小中学校の教員約150人は、学校で行っているいじめ対策について意見交換しました。

浜松市教委が開催した研修には「いじめ対策コーディネーター」に任命された市内の小中学校の教員約150人が参加しました。

<いじめを受けた少女>

「あの時、先生たちには親身になって話を聞いてほしかった、適切な対応をしてほしかった」

浜松市に住む18歳の女性が小・中学校時代に受けたいじめについて、学校や市の教育委員会が適切な対応をしていなかったこの問題。市教委はこれをきっかけに、担任と学校全体をつなぐ役割を担う「いじめ対策コーディネーター」を各学校に配置することを決めました。

<講師をつとめた常葉大学 太田正義准教授>

「いじめが起きた時こそ、『そのいじめをどう感じている?』『どう思っている?』という指導が有効。これを学級レベルでやらなきゃいけない」

グループワークの時間では、各学校のいじめ対策などについて意見交換し、どのように重大な被害を受ける生徒を減らすことができるのか考えを共有しました。

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