横浜市立中学校の「全員給食」 モデル校で先行実施へ

山中竹春市長(資料写真)

 横浜市の中学校給食を巡り、山中竹春市長は6日の市会本会議で、モデル校で「全員給食」を先行実施する方針を示した。市は2026年度から委託業者が調理した弁当を配達する「デリバリー方式」による全員給食を目指しており、円滑な供用開始のために配膳方法などを検討する狙いがある。

 全員給食開始までの取り組みを問われた山中市長は、食数の大幅増加に備えて学校現場の意見を踏まえながら準備を進める必要性を強調。「原則利用を先行実施するモデル校を設置し、効率的な配膳方法や食育の実践方法などを検討する」などと述べた。

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