マイナカード交付率アップへ、三浦市の施策とは 県内市町村で最も低く

マイナンバーカードの見本(資料写真)

 マイナンバーカード交付率が県内市町村で最も低い三浦市が、交付率アップに知恵を絞っている。休日の交付受け付けや新型コロナワクチン接種会場での申請サポートなどで一定の成果を上げているが、他市に比べ健康保険証として使える医療機関や薬局が少ないことも課題となっているようだ。

 市市民部によると、市のマイナンバーカード交付率は10月末現在で43.2%。県内平均(54%)より10ポイント以上低い。

 その原因について、吉田英男市長は「所有のメリットが少ないという評判や、セキュリティーに対する心配を取り除くための告知や説明が十分でなかった」と述べた。瀬戸山剛史市民部長は「カードにプライバシー性の高い情報は入っておらず、暗証番号も必要で安全性は確保されている」と強調した。

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