JR長崎駅前の高架広場 来年4月から解体工事着手 建設水道委

 長崎市は6日の定例市議会建設水道委員会で、市がJR長崎駅(尾上町)周辺で進める土地区画整理事業(総事業費約154億円)の今後の工事スケジュールを報告。来年4月から駅前高架広場の解体工事に着手する予定と説明した。
 市長崎駅周辺整備室によると、駅舎方面から国道202号を横断する北側の歩道橋に接続する昇降設備の供用を今月23日に開始予定。エレベーター、エスカレーター、階段、トイレを備える。来年1~3月ごろにかけ、アミュプラザ長崎(尾上町)から南側の歩道橋に接続する仮設通路を整備し、その後、高架広場の解体に着手する。
 高架広場は来年12月まで解体工事を進め、解体後は南北の歩道橋をつなぐ歩道橋「南北接続デッキ」(仮称)を整備する。
 同事業では、9月に閉鎖した国道沿いの駅前交通広場跡を約6千平方メートルの多目的広場として整備する計画。2025年度に一連の工事を完了する見通し。


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