引退の大型客船「ぱしふぃっくびいなす」、横浜・大さん橋で見送りイベント開催へ

来年1月に運航を終えるぱしふぃっくびいなす(篠本秀人氏撮影、横浜市提供)

 来年1月で運航を終了する大型客船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)を盛大に見送ろうと、横浜を中心に活動するアーティストらを招いた歓送イベントが11、13の両日、横浜市中区の大さん橋国際客船ターミナル屋上で行われる。横浜市港湾局と同ターミナルの主催。

 県内に寄港するのは、11~13日に横浜港を発着する旅が最後となるぱしふぃっくびいなす。11日はドラムパフォーマンス集団「鼓和─CORE─」が演奏を披露する。クルーズを終えて横浜を去る13日は、DJのTAKEFUNKさんらがライブを行う。両日とも午後7時に出港予定で、当日は来場者に黄色に光るサイリウムを配布する。

 ぱしふぃっくびいなすは、1998年4月に就航。新型コロナウイルスの影響で集客が半数以下に落ち込んだことなどが影響し、運航する日本クルーズ客船(大阪市)が今年11月に事業終了を発表していた。12月27日~来年1月4日に神戸港を発着する国内ツアーで全ての運航を終える。

 イベントは事前申し込み不要で、入場無料。開始時間は、11日は午後6時40分、13日は午後6時。

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