龍神村に「ドラゴンパーク」 10日、完成イベント

木をふんだんに使い、地域の住民も仕上げ作業に参加したドラゴンパークの内装(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)

 和歌山県田辺市龍神村の「龍の里づくり委員会」(伊藤研治委員長)などは10日、龍神村柳瀬の廃店舗を改修した新たな交流拠点「DRAGON PARK(ドラゴンパーク)」のこけら落としイベントを開催する。参加者を募り外壁をペイントするほか、飲食物や特産品を販売するマルシェや、地元ゆかりのアーティストが出演する音楽イベントもある。

 龍の里づくり委員会と、田辺市やその周辺で地域活性化の活動をしている有志団体「アンドローカル」が主催。ドラゴンパークは龍神村柳瀬にオープンした新施設「龍神村Dragon Museum(ドラゴンミュージアム)」の裏手にある元パチンコ店の建物を改修した。委員会のメンバーを中心に、地域の有志や子どもたちも作業を手伝い、手作りで内装の仕上げを進めてきた。

 内装はすでに出来上がっており、10日には外壁部分をペイントする。作業は龍神村外からでも参加でき、希望者には汚れてもよい服装で参加してもらう。

 当日は、午前10時から上柳瀬地区の神楽を奉納した後、外壁の絵に色を塗る作業を始める。11時から夕方までは、建物の前でマルシェ「ドラゴンマーケット」を開催。午後3時からは建物内で音楽イベント「龍神村OTOGORI~みんなでつくる龍神の未来」があり、アコースティックライブやバンド演奏、ウクレレ、フラダンスなどを披露する。

 問い合わせは、龍神行政局にある龍の里づくり委員会事務局(0739.78.0111)へ。

施設前のイチョウにイルミネーション用の発光ダイオード(LED)電球を取り付ける龍の里づくり委員会のメンバーら。イベント後も、クリスマスまで毎晩点灯する予定という

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