
環境省は7日、自然環境を守りながら歴史や文化を観光客に伝える「エコツーリズム」の対象地域に、世界自然遺産に昨年登録された沖縄県竹富町の西表島を認定した。同町は島内5カ所の観光地に立ち入りの上限人数を設定。早ければ来年12月から実施する。
5カ所は、カヌーが楽しめる川沿いや山など観光客が集まる場所。1日当たりの上限をそれぞれ30~200人とする。ガイドの同行も求める。認定に当たって町などが国に提出した構想に盛り込んだ。世界遺産エリアの大部分は観光利用できないことも構想で示した。
認定はエコツーリズム推進法に基づいており22カ所目。