床板張り替え資金協力 台風14号浸水被災者を支援

ロハス宮崎たすけあいなどが延岡市北方町で行った床板張り替えのボランティア活動(同団体提供)

 床上浸水被災者に、良い正月を迎え、春までには日常を取り戻してもらいたい―。延岡市の災害復興支援ボランティア団体「ロハス宮崎たすけあい」(押川敬視(たかし)代表)は、9月の台風14号で床上浸水被害を受け、床板が張り替えられていない同市北方町の1人暮らし高齢者らを支援しようと、資材やボランティアのガソリン代などを募るクラウドファンディングを行っている。目標は10軒分で300万円。メンバーは「心身共に疲れている被災者へ、安心して暮らせる地域を届けたい」と奮闘している。
 同グループは、同様の活動を行う一般社団法人「ロハス南阿蘇たすけあい」の協力を受け、同町でボランティア活動を実施。泥のかき出しなどのほか、1人暮らしの高齢者宅など6軒で床板の張り替えを行った。ただ、支援が必要な同様の世帯がまだ10軒ほどあることから、広く資金を募ることを決めた。
 寄付した人には、金額に応じて同市内の企業がチャリティーで提供した菓子や調味料、ヨガレッスン体験などの商品が贈られる。押川代表(37)は「床のない家庭はまだあり復旧は終わっていない。復興の足がかりにするため協力していただけたら」と話している。
 クラウドファンディング受け付けは12月30日まで。URLはhttps://camp-fire.jp/projects/view/642511。押川代表(電話)090(9795)5528。

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