防寒・節約術で冬を乗り切ろう 電気代・ガス代 値上がり…

これからいっそう寒さが厳しくなる時季ですが、値上がりした電気代・ガス代を見て、驚いている方が少なくないのではないでしょうか。「簡単にできる防寒・節約術」を取材しました。

カインズ広島レクト店 インテリア担当 上田出穂さん
「『電気代を使わないモノを探している』と客から問い合わせが多い。電気を使わず暖かくなれるモノや省エネグッズがよく売れている」

□ SNS映え まるでこたつソックス 1980円(税込み)

まず紹介してもらったのは、今、女性に大人気のアイテムです。

上田出穂さん
「足先から暖かく包み込んで、まるでこたつのような温度感を実感してもらえる」

その名も「まるでこたつソックス」…。こうした「婦人ソックス」の売り上げは、去年と比べてなんと5倍! 1足およそ2000円と価格はやや高額ですが、売れているわけとは…。

上田出穂さん
「ここが、“温熱刺激素材” になっていて、『足首』を特別に温めることによって、血流をよくして、暖かく。冷え性に悩まれている女性に特に買っていただけることが多い」

□ 幅広い世代に人気 エコ湯たんぽ 2480円(税込み)

今では幅広い世代に人気、蓄電式の「エコ湯たんぽ」です。

中に特殊なジェルが入っていて、わずか15分、コンセントでつなぐと最大で8時間、使うことができます。水替えはいりません。1回ごとの電気代は、なんと2円で済むそうです。

□ 外出のお供に 襟付きヒーターベスト 8800円(税込み)

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「着た瞬間、ポカポカ。体に熱が伝わってきた」

このヒーターベストは、腰や背中などにヒーターが内蔵されていて、最大で55℃。胸のボタンを押すと、温度を「低」「中」「高」の3段階、調節できます。

手洗いもできるほか、抗菌の機能もついていて、バッテリーで充電することが可能です。

節約志向がより高くなることしの冬…。あの手この手で工夫して暖かく過ごしましょう。

冬場になると気になるガスについて街の人に聞いてみました。

「物価も上がっていますし、確かにちょっとガスの値段も上がったかなという感じ」

こちらは、広島ガスが発表したことし1年間の標準家庭のガス料金です。ことし、6129円だった1月の料金は、今月には7835円と、2000円近く値上がりしています。

では、どうやって節約すればいいのか、ガストピアセンターでそのポイントを聞きました。

まず、節約ポイントとして挙がったのは、お風呂について…。

広島ガス エネルギー事業部 中村雄飛さん
「シャワーは、1分間に約12リットルのお湯を使います。そのため、4分間節約すると、48リットルの節約になり、4人家族の場合、約200リットルの節約になります」

続いてのガス節約ポイントは、ガスコンロです。

中村雄飛さん
「鍋底からはみ出たガスがムダになりますので、(炎が)なべ底からはみ出ないように火加減を調整していただければと思います」

経済産業省 資源エネルギー庁によりますと、こまめに火加減を調整することでわずかではありますが、年間で390円の使用料金削減になるそうです。

広島ガスは、「基本料金の値上げ予定はなく、24立方メートルを超える使用量の調整料金は来年以降、国の補助金を活用する予定」としています。

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