宇野昌磨、坂本花織らが出場の「グランプリファイナル2022」開幕! 織田信成が語る見どころとは?

テレビ朝日系では、12月8日にイタリア・トリノで開幕する「フィギュアスケートグランプリファイナル2022」を12月9~11日に放送。見どころ満載の同大会で、解説を務める織田信成が見どころを語った。

冬季オリンピック、世界選手権と並ぶフィギュアスケートの世界3大大会の「グランプリファイナル」は、世界6カ国で行われる「グランプリシリーズ」を戦い、その成績上位者6人のみが出場できる狭き門だ。4年後の2026年に開催される、ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の金メダル候補を占う上でも、重要な大会となる。

シングルでは、世界王者の宇野昌磨選手を筆頭に、三浦佳生選手、山本草太選手、佐藤駿選手の男子4人。世界女王の坂本花織選手を中心とする、三原舞依選手、渡辺倫果選手を含めた女子3人が出場。そして、ペアは“りくりゅう”こと三浦璃来選手&木原龍一選手と、過去最多の日本人選手が参戦する。番組メインキャスターには松岡修造、特別解説には荒川静香、解説には織田を迎え、連日繰り広げられる熱戦の模様を伝えていく。

織田は、男子シングルについて、「やはり、宇野昌磨選手とイリア・マリニン選手(アメリカ)の優勝争いがポイント」と紹介。マリニン選手は、今年9月、世界で始めて4回転アクセルを成功させた“4回転の申し子”だ。「宇野選手に関しては、フリーで4回転ジャンプがどこまで決まるか…。マリニン選手は宇野選手よりも高い演技構成で4回転ジャンプを跳んでくるので、技術点でどんな戦いが繰り広げられるのかが、一番の見どころだと思います」と話し、宇野選手の「グランプリファイナル」初制覇に向けての、強力なライバルの存在を挙げた。

また、女子シングルに関しては、「日本人の3選手とも優勝を狙えるだけの点数、そして武器を持っています。特に坂本花織選手は優勝候補!」と太鼓判。続けて、「もちろん、三原舞依選手も優勝を狙える位置にいます。また、渡辺倫果選手もファイナルに出場する6選手の中で唯一、トリプルアクセルを武器として持っている。ファイナルでもトリプルアクセルが決まれば表彰台、あるいは優勝に絡めるだけの実力はあるんじゃないかな、と思います」と、日本人同士の優勝争いに期待を寄せている。

日本人ペアで初めて「グランプリシリーズ」優勝を果たし、全体1位でファイナルに進出した“りくりゅう”の強みを、織田は「ユニゾンのよさだと思います。ペアやアイスダンスでは、2人が動作をそろえないといけないのですが、“りくりゅう”は意識しなくても動きがしっかりと合うんです。だから、自然で美しく見えるんですね」と称賛。また、2人のライバルとして、アレクサ・シメカ・クニエリム&ブランドン・フレイジャー組(アメリカ)を挙げつつも、「演技全体の質や安定感においては“りくりゅう”の方が一枚上手。『今、誰もが認める世界No.1のペアカップル』と言っても過言ではないので、僕は優勝するしかない! このチャンスを逃がさず、しっかり優勝してほしいと思っています。表彰台止まりじゃだめです。絶対に金を取れる実力を持ったペアなので、絶対に実現してほしいです!」と熱いエールを送っている。

なお、12月9日は午後8:30から「男子ショート・ペアショート」、10日は午後8:00から「女子ショート・男子フリー・ペアフリー」、11日は午後9:55から「女子フリー・エキシビジョン」を放送予定(大会の状況等により、放送予定が変更になる可能性あり)。

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