DeNA前監督・ラミレスさん、ウクライナ避難民とスポーツ交流へ 「笑顔届けたい」

山中竹春市長とポーズを取るラミレスさん(左)=横浜市役所

 横浜DeNAベイスターズ前監督のアレックス・ラミレスさんが18日、横浜市に避難しているウクライナの人たちとインクルーシブスポーツで交流する。年齢や性別、国籍、障害の有無にかかわらず誰でも楽しめるスポーツを通じ、「避難している人々に笑顔を届けたい」と話している。

 ラミレスさんは2020年、妻の美保さんとともに共生社会の実現を目指す「VAMOS TOGETHER」を設立。野球のイベントを開催したり、障害がある子どもたちのチアリーダーチームを作ったりするなど、スポーツに楽しく参加できる機会を提供してきた。市が行う避難民支援に賛同し、企画が実現した。

 当日は、棒を投げて木製のピンを倒す「モルック」や、ボールを的にいかに近づけるか競う「ボッチャ」などを一緒に楽しむ。7日に市役所で会見したラミレスさんは「苦労している避難民に安らぎを与える機会になれば。スポーツの素晴らしさを知り、楽しんでほしい」と話した。

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