水陸機動団「レンジャー訓練」完遂 佐世保、陸自相浦駐屯地で帰還式 

レンジャー教育から帰還した隊員たち=陸自相浦駐屯地

 山地潜入や水路訓練など約2カ月間にわたる過酷なレンジャー訓練に臨んだ陸上自衛隊員の帰還式が5日、長崎県佐世保市大潟町の陸自相浦駐屯地であり、自衛隊関係者や家族らが出迎え、拍手を送るなどし労をねぎらった。
 離島奪還部隊の水陸機動団(本部・佐世保市)の21人。9月末から同駐屯地などで訓練をしていた。睡眠や食事を制限する内容もあったという。
 式では隊員たちがレンジャーの証である徽章(きしょう)を授与された。梨木信吾団長は「訓練に志願して任務を完遂し、帰還した諸官に心から敬意を表したい」と訓示。その上で「孤立無援の状況の中で常にバディと助け合い、部隊として一致団結して初めて任務完遂できる」とし、仲間らへの感謝を忘れないよう求めた。


© 株式会社長崎新聞社