大地の恵みから真の女性美を引き出そう

~魅力開花プロデューサー 宍戸瑛奈さん~

エルステュディオインターナショナル(東京都港区南青山、代表:さかよりのりこ)がメディアプロデュースする有限会社宍戸園 取締役 宍戸瑛奈氏。

「女性が幸せ、豊か、美しく輝くためのアドバイザー、プロデューサーとして活動している方です」-ホテルのラウンジで初めて紹介された宍戸瑛奈(ししど・あきな)さん。背筋がピンと伸びた姿勢や静かな話し方から漂う優雅な気質が非常に印象的だった。さらにプロフィールを確認すると、バイタリティーに富む多彩な経歴を持っていることに驚いた。

ミセスコンテスト「2018ミセスインターナショナルグローバルInマレーシア・クアラルンプール」で準優勝の経験から今は大会の審査員とチーフ・ディレクターを務める傍ら、エステティシャンとパーソナルカラー・イメージコンサルタントなどのスキルを活かしてウォーキング・ポージングやマインドセットの講師として活躍。さらに個人セッションやグループレッスンなどで、女性の内面の美しさと輝きを追及する「女神創造塾®︎」を主宰するなど、数多くキャリアを一身に集めながら様々な活動を精力的にこなす、いわばエネルギッシュな「女性美開花プロデューサー」としての姿が浮かび上がった。

2018ミセスインターナショナルグローバル2022ミセスマレーシア プレゼンター

素朴な疑問も同時に沸き上がった。多岐にわたる活動を通じて「女性美」をライフワークとして追及する瑛奈さんの原点とは、いったいどこにあるのか?

さらに好奇心を掻き立てくれたのは、彼女は普段、都内有数の住宅街で夫と農園を一緒に経営しているという。「美」の世界とはかなりかけ離れたように見える「農業」。果たしてその間に接点はあるのだろうか?

エンジニアの夫と「宍戸園」を経営

ご主人の宍戸達也氏と宍戸瑛奈氏

ローズガーデン

世田谷区の成城学園駅で瑛奈さんと再会を果たした。案内されたのは、駅から車で5分程度の上祖師谷エリアに立地するご自宅。高級住宅街を通り抜けて華やかな風を徐々に感じはじめたところに、突如、都内とは思えないほどの広さ600坪の農園が目の前に現れた。瑛奈さんご家族で経営する300年以上の歴史を持つ「宍戸園」だ。

「夫の達也です。中でお茶でもどうぞ」―農作業の最中に作業服のまま快く迎え入れてくれたのはご主人の宍戸達也(ししど・たつや)さん。

農園の広さに驚きを隠せなかった私が、養蜂箱が近くにずらりと並ぶ畑の真ん中のベンチに導かれると、瑛奈さんが近くに併設する農園のカフェから運んできたはちみつレモンジュースを薦められた。

「このジュースに使う蜂蜜はこの農園で採れた無農薬のものですよ」

「宍戸園」が自然農法で栽培しているブルーベリーの受粉用にミツバチを飼い、そこからオリジナルブランドの「成城ハニー」を打ち出していることを農園のホームページから知ってはいたが、初めて口にしたあまりの美味しさに感動した私が代々の養蜂から生まれた老舗の味かと尋ねると、達也さんから意外な答えが返ってきた。

「いえいえ、私が12代目ですが、私の代で始めました」

12代目の園主という達也さん、実は根っからの農家ではなかった。農業を専業にするまで、「メカトロニクス」を専門分野に持ち、ロボットや半導体設備などを中心に25年間もエンジニアとして活躍した。農園を引き継いで1998年に農業と兼業、10年後の2008年から専業をスタート。初めから一貫して自然栽培の営みを活かした循環型農園を目指してきたという。現在は主にブルーベリーと薔薇の栽培や養蜂を手掛け、農園で採れた蜂蜜やダマスクローズなどを原料にジャムなどの加工品をオリジナルブランドとして生産販売を行っている。

「女性美プロデューサー」として活動する瑛奈さんの仕事舞台と、「エンジニア」と「農家」の経歴を併せ持つ達也さんが経営する農園。かけ離れているように見えるそれぞれの世界で、二人が追い求める共通のビジョンとは何か?

様々な疑問が次から次へ頭を過っている間にお二人が揃い、さっそく謎解き続きのようなインタビューが始まった。

「有機質」と「無機質」が重なったところに魅力

達也さんが農家に転身してもっとも感じたのはどんなことでしょうか?
達也:元々エンジニアの出身で理性的に物事を考える習慣がありますが、農業を始めてからは、直感にシフトしていくことが多いですね。農業をやっていると、人間は理屈抜きにピュアになれる自分がいることに気が付きました。僕も薔薇を摘んでいる時には、気持ちは少女ですよ。男だけど、心にリセットが入ります。農作業の時は瞑想しているような感じがして、新しいアイディアがどんどん浮かんだりします。農業の魅力はただ農作業に時間を費やすのではなく、そこから得られる目に見えないものがすごく多い。今まで20年以上のエンジニア人生の中で、ロボットなどを製作していた時は本当にストレスで、アイディアがなくて苦しい思いもありましたが、農園に来ると、アイディアが勝手に出てきますよ。やはり機械と農産物をコラボすると、いわば『無機質』と『有機質』が重なるところの魅力は、両方を経験して初めて気が付きました。色々なビジョンが見えてくるし、目に見えない潜在意識の力、見えないものの魅力に、理科系出身でありながら感じています。畑の力は、理屈抜きで人間の本来の素晴らしさに気付かせてくれるものです。言葉はもう要りません。

喜びがつながる付加価値の創造が重要

その喜びは都会に暮らす人々が簡単に味わえるものではなさそうですね。
達也:やはり農園の中でイベントをすると、皆さんが非常に癒されますね。今までの農業の形態は、畑は農産物を作るだけの場所と決められてしまっているような気がします。そこは人が癒される場所としては設定されていない。宍戸園のパーティーを畑で開くと、参加者が裸足になり身体が大地とつながることによって、心がリフレッシュすることができるのです。さらに皆さんに収穫してもらいながら土にも触れてもらう。参加者が自ら薔薇を摘みますが、摘むというのは非常に心が癒される行為です。香りは脳に直結すると言われているので、薔薇の香りに癒されて幸せな時を感じ取れます。単純な作業ですが、その人にとっては幸せな時ですね。また収穫の後の加工も、例えばこの農園でジャム作りに参加してお土産として持って帰る。友人や家族に配る時の喜びもあり、しかも自分が加工に加わった物語が付いているので、二重の喜びとして次の人に伝えてシェアできます。これこそが農産物の魅力で、喜びがつながっていきます。収穫の喜びはもともと生産者や農家の特権ですが、その喜びに付加価値を付けたらビジネスになるのではないかと妻が気付いたのです。

瑛奈:生産者が生産だけで終わるのは、あまりにももったいないと思います。自分たちが作り出したものに付加価値を付けて製品化して、販売していけたら一番いいけど、なかなかうまく行かない場合が多いですね。

達也:きっかけが必要ですね。材料を作るだけではたいしたことにはなりません。材料を加工することで初めて付加価値を付けられます。例えば薔薇を栽培していますが、薔薇を売るだけでなくローズウォーターを作り、さらにローズオイルも取れるようになればオイルから化粧品や香水などが作れるし、商品としては花の数十倍以上の価値が上がります。

夫の土台に付加価値を持たせる妻の工夫

そもそも薔薇に着目したのはどちらでしょうか?
瑛奈:実は薔薇の栽培は私から夫に提案したものです。薔薇は本当に美や癒し効果、健康につながりやすい農産物ですから。

達也:この農園で採れたものに付加価値を付けることができるよう、妻が形にして実践しています。私が作ったものをうまく生かしてくれているので。そのソフトの部分がどれだけ大事か、彼女は120パーセントを活かしてくれています。私たちいまは薔薇を栽培していますが、ほかの農産物もこういうこともできるかもしれないと思っています。私たち夫婦は二人しかいないチームですが、普通の農産物以上の価値を見出そうとしていて、この畑が実験の舞台になっています。

瑛奈:大きな指針やビジョンは夫が打ち出してくれます。農園を引き継いで最初からオーガニック、無農薬でやっていこうと決めてからの一貫した方針で栽培しています。その成果物をどのように暮らしに生かしていくか、または世間に知ってもらうかについては、私が主に考えています。いかにしてより美味しく食べられる、より素敵に暮らしの中に生かせる、あるいはそれを手にすることで癒される、綺麗になる、身体の調子がよくなる、こういった視点で農産物を通して皆さんに提供していきたいと思っています。そのため、ワークショップなどを立ち上げています。

目に見えないエネルギーまで届ける

瑛奈さんが取り組む女性美のアプローチは、ご自身の農業への想いとどんな共通点があるでしょうか?
瑛奈:薔薇にしても果物にしても農産物は命の素晴らしさを伝えるアイテムとして、とてもしっくりくるものですね。農産物には、目に見えない自然のエネルギーがたくさん潜んでいるため身体だけでなく心にとっても、とても良いのだという視点を盛り込んで生徒の方々に伝えています。授業の中で、私たちは食べ物を食べたらどうなるのかというイマジネーションを食べながら感じてもらうことを、ワークショップのプログラムにプラスしていきたいと考えています。そして、受講生の皆さんが感じていることをもっと大切にしてほしいと思っていますので、人間の喜怒哀楽などの感情を素直に口に出したり、分かち合えるように伝えたり話し合ったりできる場を作りたくて、2年前に『女神創造塾®︎』を立ち上げました。コロナによってコミュニケーションの取り方が大きく変わるなか、女性同士が本音ベースで本質的な話し合いができる場にしていきたいです。今は4期生の方々を迎えているところです。

自分への「自己を知る」や「気付き」を提供する場として

瑛奈さんご自身はミセスコンテストでの準優勝の経験を持ち、また今は出場者の指導も行っていますが、女性の魅力を引き出すため一番大事なのはどんなところでしょうか?
瑛奈:女性が真に内面から輝く女性になるにはどのようにすればいいか、そういう在り方を目指す女性をサポートする意味で、ミセスコンテストの仕事を続けています。ミセスコンテストでグランプリや準グランプリに輝いた方も『女神創造塾®︎』に通ってきています。私の中ではこういった、自分の在り方が大切だと気付かれた方たちの取り込みも一つのラインになっています。生徒の皆さんがここの農園にいると、自ら気付きのマインドを鍛えたくなると思います。人は大地とつながっていると、気付く力が高まります。日頃どんな悩みを持っていても、ここの農園に来れば、立場はお母さんでもなく妻でもない、あるいはビジネスウーマンでもない、一人の女性として心を全開できるのです。今まで被っていたものが取れて、持っている魅力がむき出して非常に純真な乙女、少女のようなピュアな我に戻ることができます。そして皆さんにはそれぞれこんなに素敵な自分がいることや、自分がもともと持っている魅力への気付きを、ワークショップや『女神創造塾®︎』を通して提供しています。女性の魅力を引き出すことに、農業が関われることが実に嬉しいです。農業がバックグラウンドになければ、いくらセミナーを開いてもなかなかそこまでできないのではないでしょうか。

達也:この農園は、あくまでも僕のエンジニアと農業のスタートの場でした。私も農産物と機械化のコラボという視点で、例えばハイテクの技術を生かして薔薇を大量に収穫できるロボットを開発できないかと日々模索したり、日本の農業が生まれ変わることを考えたり。同時に、農園やここの農産物は妻の取り組みにもつながっています。農業は基本的に“食”ですが、そこから美容やファッションなど、実は全部つながっていて、ハチが良い花のエネルギーを運んできてくれるのと同じで、妻の活動によって農園が様々な業種のプロが集まる場でもあるので、農園のエネルギーは多くの素敵な方を連れてきているような気がします。

お二人によるチームワークの連携プレイが生かされていますね
達也:大地や畑が私たちにたくさんの恵みをくれているギフトです。私にとっても妻にとっても、この農園は大きな実験室。様々な付加価値がくっ付いてきて、化学反応が起きて相乗効果が生まれる。いつもより良いものに変わっていきますね。

瑛奈:根幹の部分は夫が築き上げ、形として作ってくれていて、その後のソフトの部分、癒しの提供や美や健康、アロマ香りなど心のケアなど、身体と心に良いものへのアプローチは私の方で工夫する、という役割分担です。私は夫の作った土台に乗っかり、女性を笑顔にする、美しく健康にする、幸せにする、輝いてもらうというコンセプトで活動しています。女性が笑顔で輝く社会になれれば、男性も子ども真の幸せになると思っています。

宍戸ご夫妻とのインタビューは、夕日が薔薇の花畑をオレンジ色に染めはじめる頃まで続いた。宍戸瑛奈さんが追い求め続けたい内面から導き出される女性の輝きーその強い想いが、大地の恵みへの愛情や達也さんとの夫婦愛と溶け合い、見事な夫婦連携プレイによって開花していく…。その原点が夕焼けに染まった宍戸園の美しい田園風景に凝縮されているのではないか。そう感じながら農園を後にした。

宍戸瑛奈 プロフィール

有限会社宍戸園 取締役
Mrs. Rose Grace 代表
女神創造塾®︎ 主宰
Japan World Pageants チーフ・ディレクター (ミス・ミセスコンテスト)
東京都世田谷区生まれ。
昭和女子大学附属中高等部から昭和女子大学文学部英米文学科卒業。

[宍戸瑛奈、女神創造塾、宍戸園お問い合わせ先]
宍戸瑛奈Instagram

女神創造塾ホームページ

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