「子どもを預けるのは自分の魂を預けるのと同じ」“虐待”発覚で40人が来年度の入園希望取り下げ=静岡・保育士園児虐待事件

静岡県裾野市のさくら保育園で園児に虐待をしたとして、当時の女性保育士3人が逮捕された事件を受け、さくら保育園を含む系列の4つの保育施設に2023年度の入園を希望していた子どものうち、40人が希望を取り下げたことが分かりました。

静岡県裾野市は、2023年春から子どもを通わせたい保育施設の希望を10月末まで受け付けていました。しかし、裾野市のさくら保育園で園児への虐待があったことが明らかになり、12月16日まで入園先の希望変更を受け付けています。

裾野市によりますと当初、さくら保育園を含む系列の4つの保育施設への入園を望んでいた40人が、希望を取り下げたということです。

<裾野市 村田悠市長>

「自分の子どもを預けることは自分の魂を預けるのと同じ。このようなことがあったのは、親としても心配だと、私としてはそう受け止めている」

また、現在、さくら保育園と系列の保育施設に子どもを通わせる保護者からは、14件の転園の相談が寄せられています。保護者は、園への不信感、子どもをこのまま通わせることへの不安などを訴えているということです。

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