東急がクレカ乗車を実験へ 首都圏初、QRコードも

 東急電鉄は8日、クレジットカードのタッチ決済で改札を通過する実証実験を、田園都市線を中心とした一部駅で2023年夏に実施すると発表した。首都圏の鉄道事業者で初としている。QRコードの読み取りによる乗車テストも併せて行う。

 東急電鉄によると、既存の改札機に専用の読み取り装置を付け足し、スムーズに通れるかなどを試す。24年春には全駅に拡大。QRコードの乗車券はインターネットの専用サイトで販売し、スマートフォンに表示させて使う。沿線の商業施設と連携した企画乗車券の発行も検討している。「交通系ICカードを従来通り主軸としつつ、多様なニーズに応える」としている。

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