津田健次郎が「クロサギ」第8話にゲスト出演。狡猾な病院理事長役で平野紫耀と対峙

津田健次郎が、King & Prince・平野紫耀が主演を務めるTBS系連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10:00)の12月9日放送・第8話にゲスト出演する。

「クロサギ」は、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師をだます詐欺師”=クロサギとなって、本当の敵を探し出し打倒していく物語で、原作は黒丸氏と夏原武氏による漫画「クロサギ」シリーズ。今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“「クロサギ」完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に、クロサギとなった主人公・黒崎高志郎(平野)が食らいつく。そして、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫を三浦友和が演じている。

第7話で、日本最大手のメガバンク・ひまわり銀行執行役員・宝条兼人(佐々木蔵之介)が目を掛けていた、首都中央支店の支店長・牛山彩子(山口紗弥加)を追い込むことに成功した黒崎。黒崎と宝条との戦いの火蓋が切られたかのように思えたが、それは氷山の一角に過ぎなかった。そして、第8話では、黒崎は宝条に関する決定的な情報をつかむ。それは、銀行の外にも“宝条帝国”とひそかに呼ばれる、宝条の資金源となる会社がいくつも存在しているということ。ここから黒崎はすべてを懸けて、“宝条帝国崩し”を仕掛けていく。

そんな第8話で、津田が演じるのは、ひまわり銀行の元行員で宝条の後輩・宇佐美孝也。現在は大病院の理事長を務めている宇佐美は、2年前に銀行員として赤字の病院再建に乗り出した。だが、その実態は経営改革という名目の乗っ取り。宇佐美は今でも宝条とつながっており、“宝条帝国”でも随一の狡猾(こうかつ)さを見せている。

黒崎は、“宝条帝国”とそこに君臨する宝条を食らうことを、独断で決意し動き出す。宇佐美に近づくために、その妻・怜華(高田里穂)に接触を図る。彼女好みの金持ちなホスト風の男に扮(ふん)し、あっという間に怜華の心をつかんだ黒崎は、怜華に「金が欲しいんでしょ? いい方法があるよ」と持ち掛ける。

同じ頃、宝条のもとに、ひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていた。ひょんなことからその写真を見た宝条のおい・鷹宮輝(時任勇気)は、そこに映っているのが黒崎ではないかと察知する。

一方、桂木は、黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行くよう命じる。自分を宝条から遠ざけようとしていると勘づいた黒崎は、桂木に逆らい続けることに危機感を募らせる。そんな矢先、氷柱はプライベートで甘味処「かつら」を訪れる。それを知った黒崎は、これ以上桂木にも自分にも関わらないようにと突き放す。

宇佐美を演じる津田は、声優業、舞台や映像の俳優業を中心に映像監督や作品プロデュースなども行っており、幅広く活動。黒崎を演じる平野とは今回が初共演だ。狡猾さが際立つ宇佐美に対して、黒崎がどのような手段でだまし返していくのか注目だ。

© 株式会社東京ニュース通信社