北海道 来週後半は日本海側で大雪のおそれ 年末年始は全国的に平年並みの寒さか 気象庁1か月予報

 

 気象庁は8日(木)、向こう1か月(12/10~1/9)の天候の見通しを発表した。日本付近は冬型の気圧配置が続きにくいものの、北日本の日本海側は2週目(12/17~12/23)は寒気の影響を受けやすく、気温がかなり低く、降雪量がかなり多くなる所がある見込み。一方、東日本の日本海側の降雪量は、平年並みか少なくなりそうだ。

週ごとの天候

 

 1週目(12/10~12/16)は冬型の気圧配置が弱く、寒気の影響を受けにくいため、東日本と沖縄・奄美の気温は平年より高くなる見通し。北日本は低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて降水量が多くなりそうだ。

 2週目(12/17~12/23)は、寒気の影響を受けやすい北日本で低温が見込まれる。 東・西日本の太平洋側は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見通し。年末年始にあたる3~4週目(12/24~1/7)は、全国的に平年と同様の天候が見込まれる。ただし、寒気の流れ込みによっては、一時的に低温となる可能性もある。

低温と大雪に関する情報

 北海道は13日(火)ごろまでは寒気の影響を受けにくく、気温は平年並みか高い見込み。その後は、強い寒気の影響を受ける日もあり、14日(水)ごろからの5日間ほどは平年より気温の低い日が多くなりそうだ。気圧の谷の影響も受けるため、日本海側はこの時期としては気温が平年よりかなり低く、降雪量がかなり多くなる可能性もある。

 

 このため、札幌管区気象台は北海道の日本海側に「低温と大雪に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等や水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応に留意するように呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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