初の代表選挙&共同代表制導入でれいわ新選組の今後はどうなる?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年12月7日に公開された動画のテーマは……共同代表制を導入?れいわの今後はどうなる?

ゲストに社会学者の西田亮介氏をお招きし、れいわ新選組の代表選挙について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・れいわ新選組は12月18日の代表選挙を前にプレ投票を実施し共同代表制の導入を決定
・山本氏は代表選挙に対し「激しいやり取りがあってもいい」と発言するも対抗馬がでる見通しは立たず無投票の可能性も
・れいわの「個人商店」脱却は党の拡大に不可欠。他の国会議員の認知度アップが課題か

れいわ新選組代表選挙 プレ投票で「共同代表制」導入

れいわ新選組は12月18日の代表選挙に先立ち「単独代表制」と「共同代表制」のどちらを採用するかを決定するプレ投票を行いました。

その結果3人の代表による共同代表制を採用することとなったようです。

単独代表制から共同代表制に移行するとどのような変化が起こるのでしょうか。

西田氏は「党の顔が増えてメディアに出やすくなる」とメリットをあげる一方で、民主党のトロイカ体制を例に等を共同運営することの難しさを指摘しました。

MC鈴木も同意しつつ「3人の中で優先順位をつけるといった仕組みがないと意見が割れたときに大変そうですよね」とコメント。西田氏は「じゃんけんで決める」と返しました。

れいわ新選組 初の代表選挙に対抗馬なし?

共同代表制を採用したれいわ新選組ですが、山本氏の対抗馬が出る見通しは立っていません。

山本氏は記者会見で「激しいやりとりがあっても良い。目指す社会像を互いに訴える機会になる」と強調しましたが、3人の代表を選出するのであれば4人の立候補がなければ山本氏が言うような議論をする状況にはなりません。

自身だけが目立つ個人商店状態は認知度アップしやすいメリットがある一方、「山本氏のことが好きか嫌いか」で支持者が固定されてしまうデメリットがあります。

MC鈴木は自民党を例に挙げ「色々な人がいれば『自民党はあまり好きではないけどこの人は良い』ということになる」とコメント。

政党として大きくなるためには今の個人商店状態を脱却し、多様な人材を有権者に提示できる状況が必要だと、山本氏は考えているのかもしれません。

れいわ新選組といえば大石氏は討論番組への出演も多く西田氏は「政党規模のわりに盛り上がりがあっていい」と評価。一方で山本氏以外の代表候補として名前があがるものの、政治にくわしい人以外にはそこまで認知されていないのも事実です。

また、山本氏と大石氏以外の国会議員となるとさらに認知度が低いという問題があります。

西田氏は「れいわは選挙では特定枠を活用したり障害のある人を登用したりと戦略がうまい。ユニークで柔軟なことをやっているが政策や個人の主張がまだまだ伝わってこない」と指摘。

代表選挙を通して山本氏以外の国会議員にもスポットライトが当たるようにすることがれいわの課題といえそうです。

動画本編はこちら!

れいわ新選組代表・山本氏が抱える危機感と目指す政党のあり方とは?

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