ウサギで交通安全呼び掛け 2022年は歩行者の事故増加 香川

2023年の干支、ウサギが描かれています。香川県三豊市の警察署に交通安全を啓発するためのモニュメントが設置されました。

2023年の干支、ウサギが描かれた絵馬風のモニュメント。ウサギの頭文字を取り「(ウ)運転するときは(サ)細心の注意で(ギ)犠牲者ゼロに」と書かれています。

事故が増える傾向にある年末年始に向けてドライバーに注意を呼び掛けようと三豊警察署の入り口に設置されました。

作ったのは、三豊市で交通安全のボランティア活動などをしている三豊交通安全協会です。約20年前から毎年、行っています。

(三豊交通安全協会/鴨田偕 会長)
「(ウサギは)ぴょんぴょん跳ねるわけですけれども、車の運転は事故のないようにしていただきたい」

香川県警によると香川県で2022年に入って7日までに交通事故で亡くなったのは27人で、このうち14人が歩行者でした。

2021年の同じ時期と比べると全体の数は7人少ないものの、歩行者の数は5人多くなっています。2022年に亡くなった歩行者14人のうち11人が65歳以上です。

警察は歩行者に対し、自分が歩くスピードを過信せず、道路を渡るときに車が見えたら止まることや、反射材を身に着けることなどを呼び掛けています。

(三豊警察署/串田正人 交通課長)
「年の瀬に向けて、人の動きは大変あわただしくなっていきます。特に(ドライバーは)歩行者をよく見る、歩行者の方はよく見てもらう、見せるというところを念頭に置いて皆さん外出していただきたい」

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