愛知県豊橋市の農場で致死率が高い高病原性の鳥インフルエンザウイルスが再び発生し、静岡県湖西市の5施設が搬出制限の対象となりました。
12月8日、静岡県は緊急会議を開き、12月5日に養鶏場のニワトリから高病原性の鳥インフルエンザが確認された愛知県豊橋市で、別の農場のアイガモからも新たにウイルスが検出されたと報告しました。
5日に発生した豊橋市の養鶏場から半径10km以内は「搬出制限区域」に指定され、すでに静岡県湖西市の2つの養鶏場が対象となっていますが、今回のアイガモ農場はさらに県境に近いことから、8日、養鶏場を含む湖西市の5施設が新たに搬出制限を受けました。
<県畜産振興課 吉田慎課長>
「実際に県内に野鳥が(鳥インフルエンザを)持ち込んでいる可能性は高い」
県は県内の養鶏場などへ、消毒や野鳥の侵入の遮断を徹底するよう呼びかけています。