72歳妻殺害の罪で起訴の76歳男が保釈中に死亡、自殺か 横浜地裁が公訴棄却へ

横浜地裁

 横浜市鶴見区の自宅で8月、介護していた妻を殺害したとして、殺人罪で起訴された被告の男(76)が保釈中に死亡した。自殺とみられる。横浜地裁が今後、公訴棄却を決定するとみられる。

 被告は8月9日、自宅で妻=当時(72)=の首を絞めて殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で逮捕された。妻は搬送先の病院で死亡が確認され、横浜地検は被告を殺人罪で起訴していた。

 県警によると、被告は当初「妻は認知症で私のことが分からなくなり、言うことを聞かなくなった。介護に耐えられなくなった」などと供述していた。

 地裁や地検によると、弁護人が保釈請求し、11月7日に地裁が保釈許可を決定、同8日に保釈されていた。

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