スペイン代表、ルイス・エンリケ監督が退任…後任は東京五輪の指揮官

スペインサッカー連盟は8日、ルイス・エンリケ代表監督が退任することが決まったと公式発表した。

かつてローマ、バルセロナで指揮を取ったルイス・エンリケ氏。クラブレベルではチャンピオンズリーグ1回、リーガ2回、コパ・デル・レイ3回を制覇し、さらにクラブワールドカップも優勝している。

スペイン代表の監督に就任したのは2018年。前回のワールドカップでスペインはフレン・ロペテギ監督を大会直前で解任し、フェルナンド・イエロ氏を暫定指揮官に据えて臨んでおり、大会後にルイス・エンリケ氏が招聘された。

娘が骨肉腫と診断されたことで2019年に一時監督業を休止していたものの、その後復帰し、EURO2020ではベスト4という結果を残していた。

なお、ルイス・エンリケ氏が率いた間の成績(90分での結果)は以下の通りとなっている。実はEURO2020でも90分で勝ったのは1試合だけだった。

  • ワールドカップ予選:6勝1分け1敗
  • UEFAネーションズリーグ:9勝4分け5敗
  • ワールドカップ:1勝2分け1敗
  • EURO2020:1勝6分け
  • EURO予選:2勝

なお、後任についてはすでにルイス・デ・ラ・フエンテ氏が就任することが決定している。

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デ・ラ・フエンテ氏は2015年にU-19スペイン代表を率いて欧州王者に導いた指揮官。2018年夏からU-21代表の指揮官に就任し、次年度にはU-21欧州選手権を制覇、東京五輪で銀メダルを獲得している。

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