韓国車が米消費者団体主催「Consumer Guide Best Buys 2023」で最多受賞

現代自動車グループが米国消費者団体「コンシューマーガイド」行った「コンシューマーガイドベストバイ2023」(Consumer Guide Best Buys 2023)アワードにおいて、最多モデルで受賞した。

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8日コンシューマーガイドによると、現代車・起亜(ジェネシス含む)12モデルが「ベストバイアワード(Best Buy Award)」を受賞した。 △EV6 △スポーテージ △ソレント△GV60 △GV70 △G70 △G90が部門別賞を授与され、合計41モデルのうち最多モデルの受賞となっている。

単一ブランド基準で、一般ブランドは起亜(5個)が、プレミアムブランドではジェネシス(4個)がそれぞれ最多受賞を記録した。

コンシューマーガイドは、1967年から56年間、厳格で包括的な評価プロセスを通じて偏向されていない新車レビューを提供するなど、現地市場をリードしている米国消費者団体だ。 △価格 △性能 △機能など様々な項目に対する評価に基づいて車両価値を判断する。

特にベストバイアワードは実際の運転経験に基づいて行われる。 毎年10万マイル(約16万1000km)以上の走行を通じて車両の実際の性能はもちろん、内部空間、燃費など客観的な基準を評価する。 現地消費者が該当アワードを購入ガイドとして利用する理由だ。

現代自動車・起亜は今回の受賞結果を現地マーケティングに積極的に活用する計画だ。 現地消費者の高い信頼を受けている団体という点で、現地ブランドイメージと認知度の向上に伴う販売量の拡大を期待している。

業界関係者は「米国インフレ削減法(IRA)によって現代自動車・起亜現地電気自動車の販売量が減っており、内燃機関モデルの活躍が必要だ」とし「今回の受賞モデルの販売量増加で電気自動車の販売減少を相殺するとみられる」と述べた。

現代自動車・起亜は先月米国市場で計12万8台を販売した。 現代車が6万3305台、起亜が5万6703台の販売高を上げた。 これは前月比それぞれ43%と25.1%成長した数値だ。

ただし、電気自動車の場合は振り回した。 同月、現代自動車アイオニック5は前月比24.5%減少した1193台、起亜EV6は前月比46%下落した641台販売にとどまった。 韓国産電気自動車を補助金対象から除外したIRAの影響によるものだ。

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