1年間欠席の議員にもボーナス201万円 河井事件で被買収「起訴相当」後、病気理由で起訴されず 去年12月以降、総額1669万円

広島市などの公務員に冬のボーナスが支給されました。去年12月から広島市議会を長期欠席している議員にも支給されています。

広島市の一般職員には平均で前の年より2万5602円少ない、57万2660円が支給されました。

松井市長には前の年より12万1437円少ない、315万7362円が支給されました。

広島市議会議員にも201万2400円が支給されていて、去年12月9日から市議会を欠席している 児玉光禎 市議にも支払われました。

去年12月からきょうまで児玉市議に支払われた議員報酬とボーナスの総額は1669万2600円となります。

広島市議会事務局によりますと、事務局が児玉市議の親族に確認したところ、現在、開会中の12月定例会についても体調不良のため、全て欠席するという回答だったということです。

児玉市議は2019年の参院選をめぐり、河井克行元法務大臣から現金30万円を受け取ったとされ捜査を受けましたが、不起訴となりました。

検察審査会は「起訴相当」と議決しましたが、再捜査の結果、検察は病気を理由に「起訴には至らない」と判断しています。

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