体操の第76回全日本団体選手権(福井新聞社後援)が12月10、11日、福井県のサンドーム福井で開かれる。日本女子のエースで世界選手権メダリストの宮田笙子(福井県立鯖江高校、鯖江スクール)や、男子エースで東京五輪王者の橋本大輝(順天堂大学)らトップ選手が集結し、団体戦を繰り広げる。大会は有観客で、主管する福井県体操協会が来場を呼びかけている。
2022年度の主な全国大会で上位得点を獲得した実業団や大学など男女各16チームが出場する。男子は6種目、女子は4種目。選手は6人で各種目に3人が挑む。合計得点で順位が決まる。
女子は、昨年大会で福井県勢初の表彰台となる3位に入った鯖江高に期待。今年は2年連続出場の宮田らに新戦力の1年生が加わり、総合力は高い。7大会連続優勝の日本体育大学などとの優勝争いに注目が集まる。今秋の世界選手権平均台で金メダルの渡部葉月がメンバーの中京クラブや、日本女子の主将を務めた深沢こころ(鯖江高出身)の筑波大学も出場する。
男子は、昨夏の東京五輪と今秋の世界選手権個人総合を制した橋本を擁する順大が2連覇を狙う。世界選手権個人総合3位の谷川航がいるセントラルスポーツは2大会ぶりの頂点を目指す。オープン参加のジュニア選抜チームには野田漣音(鯖江高)がメンバーに入った。
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福井県体操協会の小竹英雄会長は「国内トップレベルの体操競技が見られる貴重な機会。ぜひ観戦してほしい」と呼びかけている。チケットは日本体操協会のホームページから購入できる。