イオンQと現代自動車が量子コンピューティングの提携を拡大し、自動車革新の追求を継続

  • 量子コンピューターを用いた3次元点群解析により、次世代型の自動車においてよりスマートで正確な物体検出の実現を目指す最新の取り組み
  • 両社は金属触媒の化学的シミュレーションに化学的アルゴリズムを活用

米メリーランド州カレッジパーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 量子コンピューティングの業界リーダーのイオンQ(NYSE:IONQ)は本日、次世代自動車の開発に向けた現代自動車との提携について、次の段階を発表しました。現代自動車とイオンQは、自律走行車の3次元データから物体検出を行うことができるよう、イオンQの量子コンピューターを用いたマシンビジョンアルゴリズムの開発を行います。また両社は、業界をリードするイオンQの量子コンピューターを活用し、さまざまな金属触媒による電気化学反応のシミュレーションを行う予定です。今回の新しいプロジェクトは、両社のこれまでの成果を基に、スマートで環境に配慮した次世代自動車の開発において、量子コンピューターが果たす役割をさらに高めるものです。

現代自動車は、信頼性の高い次世代型自律走行車の開発競争において、最前線にいます。イオンQと現代自動車の間で進められている研究では、量子機械学習を画像処理に応用しており、この処理は、道路標識などの画像を量子状態に符号化し、分類や物体検出を行うというものです。これら初期プロジェクトでの最初の成功を受け、現代自動車はイオンQとさらに多くの新たな技法に関する共同研究を進めることになりました。この新たな取り組みで特に興味深いのは、ライダーやその他のセンサーから得られる空間・環境データの解析であり、これは自動車が周囲の物体や人、環境の性質や位置に対する理解を改善する可能性があります。イオンQで研究されている量子機械学習技法は、より速く学習し、エッジケースをより効果的に認識し、一般化を向上させ、低解像度やノイズの多いデータから学習し、はるかに少ないパラメーター数で複雑な相関をとらえられる可能性を示しています。これらの深い技術的優位性は、最終的にはユーザーの入力なしに、より迅速かつ安全で正確な意思決定につなげることができます。

さらに、現代自動車は以前からリチウム化合物とその電池化学に関わる化学反応の研究に取り組んできたことから、現在の研究範囲を拡大し、次世代型の自動車に向けた新たな金属触媒の化学反応を探求しています。量子シミュレーションから得られる洞察的知見と知識の総体により、現代自動車の技術者は、コストを削減しながらより高性能なEVを開発できる可能性があります。

イオンQの共同創設者兼CTOであるジュンサン・キムは、次のように述べています。「イオンQが現代自動車と継続的に協力することで、自動車産業全体において量子技術が次の段階の革新を促進するという両社の信念をより強固なものになっています。自律走行車はまだ初期段階にありますが、私たちが今日試験している量子技術由来のアルゴリズムは、そういったシステムの商業性、効率性、安全性を形成する可能性を持っています。」

今回のプロジェクトの直前には、量子コンピューティングのハードウエア研究用および量子アルゴリズムと量子アプリケーションの開発用に、イオントラップ型システムを米国空軍研究所(AFRL)に供給する1340万ドルの契約を獲得したと、イオンQが最近発表しました。このほかにも、ここ数カ月の間に、エアバス、GEリサーチ、ゴールドマン・サックスなどとの商業的提携が実現しました。さらに、イオンQのAriaシステムは市販の量子システムとしては最も強力なものであり、業界をリードする25アルゴリズム量子ビットを備えています。

イオンQの最近の商業面または研究面の提携に関するその他の情報については、2022年11月14日に発表した2022年第3四半期決算をご覧ください。

イオンQについて

イオンQは量子コンピューティングのリーダー企業で、実証済みの革新と展開の実績を持っています。イオンQの現世代量子コンピューター「IonQ Forte」は、業界最高レベルの25アルゴリズム量子ビットを誇る「IonQ Aria」を含む最先端システムの最新版です。記録的な業績と共に、イオンQは、当社の考える規模拡大への最良の道を定義しました。イオンQは、Amazon Braket、Microsoft Azure、Google Cloudのクラウドを通じて量子システムを利用できるようにしている唯一の企業であり、APIを通じた直接アクセスも可能です。イオンQは、25年にわたる先駆的な研究を基盤に、クリストファー・モンロー博士とジュンサン・キム博士によって2015年に設立されました。詳細については、www.ionq.comをご覧ください。

イオンQの将来見通しに関する記述について

本プレスリリースには、1933年証券法(改正を含む)第27A条および1934年証券取引所法(改正を含む)第21E条の意味での一定の将来見通しに関する記述が含まれています。将来見通しに関する記述の一部は、将来見通しに関する単語の使用により識別することができます。「予見する」、「予想する」、「示唆する」、「計画する」、「考える」、「意図する」、「推定する」、「目指す」、「見込む」、「はずである」、「可能性がある」、「だろう」、「かもしれない」、「ことになる」、「予測する」といった言葉やその他の類似の表現を含む歴史的事実でない記述は、将来見通しに関する記述であることを特定することを意図しています。これらの記述には、本提携の期待される効果(イオンQの量子コンピューター上でマシンビジョンアルゴリズムを開発し、さまざまな金属触媒の電気化学反応をシミュレートするための量子技術を活用した機械学習ソリューションの期待される効果など)、量子コンピューターのさらなる開発・高度化や規模拡大を実現するイオンQの能力、イオンQの市場機会および予想される成長、量子コンピューティングソリューションを使用することによる顧客にとっての商業的利益に関するものが含まれます。将来見通しに関する記述は、将来の出来事に関する予測、予想、その他の記述であり、現時点における予想および仮定に基づくものであるため、リスクおよび不確実性が伴います。実際の将来の出来事が本プレスリリースに記載された将来見通しに関する記述と大きく異なるものとなる原因となり得る多数の要因には、量子コンピューティングソリューションおよびイオンQの製品、サービス、ソリューションの市場での普及、知的財産を保護するイオンQの能力、イオンQが事業を展開する競争業界の変化、イオンQの事業に影響を与える法律や規制の変更、イオンQがその事業計画、見通しおよびその他の期待事項を実施する能力ならびに追加のパートナーシップおよび機会を特定して実現する能力、COVID-19パンデミックによるものを含むがこれらに限定されない市場およびテクノロジー業界の低落のリスクなどがありますが、これらに限定されるものではありません。以上の要因の列挙は、すべてを網羅するものではありません。前述の要因および2021年12月31日締め年度のイオンQのフォーム10-K年次報告書およびイオンQが証券取引委員会に随時提出するその他の文書の「リスク要因」セクションに記載されているその他のリスクと不確実性を、慎重に検討する必要があります。これらの提出書類には、実際の出来事や結果が将来見通しに関する記述に含まれるものと大きく異なる原因となり得るその他の重要なリスクおよび不確実性を特定して扱っています。将来見通しに関する記述は、それらが作成された時点のみについてのものです。閲覧者は、将来見通しに関する記述を過度に信頼しないようご注意ください。イオンQは、新しい情報、将来の出来事、その他の結果にかかわらず、これらの将来見通しに関する記述を更新または修正する義務を負わず、その意思もありません。イオンQは、その予想を達成することを何ら保証するものではありません。

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