秩父に行ったら泊まりたい!歴史ある建物をリノベした古民家ホテルの朝食がスゴイ

秩父の夜祭で有名な秩父神社の目の前!門前町のど真ん中に築100年の古民家を再生したお宿が誕生!

古き良き町並みが並ぶ、埼玉県秩父市。

そんな秩父市のシンボルのひとつが『秩父神社』です。その創建は古く、なんと2000年以上前から当地に鎮座しているというから驚きです。

そんな『秩父神社』から歩いてすぐ!

門前町で賑わう通りに面して一際目立つ和モダンな建物がここ『NIPPONIA 秩父 門前町』です。

この建物、なんと築100年以上の古民家を再生したもの!元々は、門前町で薬屋を営んでいたものをそのままリノベーションし、なんとも素敵なお宿&レストランとして生まれ変わらせたものなんです!

ここ『NIPPONIA 秩父 門前町』は、和テイスト内部の雰囲気が素晴らしいのはもちろんなんですけれど、それに負けないくらい素晴らしかったのが朝食!

秩父の食材をふんだんに使った”和定食”で、おかずが12品ついてきます!

しゃくしな漬、こんにゃくの煮物や、おからやお豆腐など、ほぼすべて秩父産のものを使用しているそうです。

この中でも特に美味しかったのが、丁寧に調理された鮎の塩焼きと、出汁たっぷりの卵焼き!

どちらも、これだけでご飯が進む逸品でした!

しかも…こちらのご飯がまたスゴかったんです!え?ただの白ご飯じゃないの…?って思うじゃないですか。

それがこちら!これです!これ!

こちらのご飯はなんと、羽釜で炊いたもの!しかもお釜のままで運ばれてくるのでテンションも上がります!

蓋を開けると…真っ白なご飯と炊き上がりのご飯の良い香り!

少し固めに炊かれたお米があまりに美味しくて、普段それほど食べない筆者が2杯もおかわりしてしまうほどでした!

おかずもご飯も、とっても美味しかったのですが…それ以上に美味しかったのがこのお味噌汁!

秩父産のなめこを使用した、具材たっぷりのお味噌汁が、朝の冷えた体に染みる染みる!

固めのお豆腐と油揚げがになめこがたっぷり入ったお味噌汁は、これだけでもご馳走でした!美味しかったー!

朝ごはんでこれだけ満足感得られるなんてなかなかありません!素晴らしい朝食をいただきました!

こちらの『NIPPONIA 秩父 門前町』の客室は全5室。表通りに面した母屋の2階に3つのお部屋があり、古民家の雰囲気を存分に活かした作りの和室や和洋室になっています。

そして驚くことに、なんと母屋の裏手に建つ2棟の蔵が、そのまま「はなれの客室」になっているのです!

外観は重厚な蔵そのもの!石造りの壁や引き戸も当時のものがそのまま再利用されています。

元が蔵ですから…内部もちょっと薄暗くてジメっとした感じを想像しますよね?

それが、さにあらず!

引き戸を開けて内部に入ると、元が蔵だったとは思えないようなモダンな空間が広がるんです!

蔵のお部屋の内部がこちら!

元々が蔵ですので、天井が高い広々とした空間を活かした間取りになっています。

このお部屋はメゾネットタイプになっていて、1階がリビングルーム、2階がベッドルームになっています。

1階にはソファも置かれているので、ここでのんびりコーヒーなどいただくと…素敵な時間が過ごせそうですね。冷蔵庫まわりには、コーヒーや紅茶、緑茶がいただけるようにセットしてあります。

冬場は気温が下がる秩父ですから、暖かい紅葉がいただけるのはありがたいサービスですね!

いかがですか?この天井の高い広々とした空間!

太い梁などは、当時のものそのものだそうです!

左手の階段を登ると、メゾネットのベッドルームに行くことができます。

ここ『NIPPONIA 秩父 門前町』は「古き良き日本」をテーマにしているようで、あえてちょっと不便にしているそうです。

そのひとつが、お部屋にTVが置かれていないこと!

たまには、TVの雑音がない生活も良いものですね。自然と同行の方との会話も多くなることでしょうし、町の喧騒や風の音までもを楽しむという、ちょっと大人に時間の使い方もおすすめです。

不便も不便としてそのまま楽しむ!それもまた旅の醍醐味かもしれません。

なお、Wi-Fi設備は完備されているので、インターネット環境は問題ありません。

階段を登った2階部分にはベッドルームが作られています。

広々としたクイーンサイズのベッドが2つ並んでいますので、カップルやご友人同士、また小さなお子さま連れのファミリーにも使いやすい間取りですね。

また、素晴らしかったのが、この部屋のお風呂!

広い浴室には、これまた大きな檜の浴槽が置かれており、浴室内は檜の良い香りが漂っています。

檜の浴槽は、大人ひとりが寝転べるくらい広くてのびのび!

チェックイン時に、近くの立ち寄り温泉施設の無料券もいただけるのですが…正直この檜のお風呂だけでも充分でした。

今回お邪魔した『NIPPONIA 秩父 門前町』は、筆者が宿泊した本館「MARUJU棟」の他に、別館として「KOIKE・MIYATANI棟」があります。

そちらは、なんと国指定の登録有形文化財!その内装だけをリノベーションして、お洒落な客室としているようです。

こちらは、カフェも併設しているので、秩父の町歩きとセットで楽しむことも可能です。

近くには、秩父を代表するレトロ食堂『パリー食堂』などもありますので、食べ歩きにも便利そうですね!

2022年8月にオープンしたばかりの『NIPPONIA 秩父 門前町』!

絶品朝食と雰囲気抜群の客室が素晴らしいお宿です。

秩父観光の際はせひ!『NIPPONIA 秩父 門前町』へ。めっちゃおすすめのお宿です!

秩父エリアは名所が多い観光都市です。

『秩父神社』の夜祭や、春のシバザクラ、長瀞のライン下り、秋の雲海など、四季折々に見所はたくさん!

また、味噌豚丼やお蕎麦、わらじかつやホルモンなどご当地グルメも豊富ですので、ぜひ、数日かけて秩父をご堪能くださいね!

■こちらでもオススメの観光地・お店などを紹介しています!

オフィシャルサイト:https://www.chichibu-omotenashi.com/

Instagram:https://www.instagram.com/love_chichibu/

*取材・文・撮影:旅人サイファ

NIPPONIA秩父門前町

〒368-0046 埼玉県秩父市宮側町17−5

*この記事は2022年11月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:秩父地域おもてなし観光公社

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