世界自然遺産をPRするデジタルパンプレットが公開 「世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと」 

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は世界自然遺産をPRするために作成されたデジタルパンフレット「世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと」とそれにあわせて開催されるInstagramフォトキャンペーンについてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で江戸時代の技法を忠実に再現している岩田仏壇製作所の東京仏壇を紹介しました。

◆世界自然遺産地域の魅力紹介 "デジタルパンフ&フォト投稿”

東京都は、世界自然遺産をPRする、デジタルパンフレットを作成しました。

デジタルパンフレット「世界自然遺産で2030年までにしたい30のこと」は、国内の世界自然遺産登録地の地域の魅力を広く伝えるとともに、各地域の自然保護活動や、観光する上で旅行者に守ってもらいたいルールやマナーについてまとめています。

デジタルパンフレット作成にあわせて、日本の世界自然遺産、五つのうち、二つ以上の地域で撮影した写真を投稿すると、世界自然遺産地域の特産品セットが、抽選で10人に当たる、Instagramフォトキャンペーンが実施されています。

二つの「#」をつけて、ご自身のアカウントから投稿してください。

期間は、2023年2月28日(火)午後11時59分までです。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/11/30/05.html
https://world-natural-heritage.jp/digitalbrochure/

◆特別企画「職人のいぶき」 #23 東京仏壇

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画、「職人のいぶき」。
今回は、世代を超えて受け継がれる、東京仏壇です。

存在感ある重厚な造りに緻密な細工が映える、東京仏壇。
江戸時代、仏教の教えとともに一般家庭へと広まった、この仏壇は、そこに寺院を再現するかのごとく、威厳をたたえたたたずまいで、幾世代を受け継がれます。
その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

江戸時代の技法を忠実に再現している、岩田仏壇製作所。その伝統を守っているのが、3代目の岩田隆さん。

(岩田隆さん)「基本的に、東京仏壇とは、飾り金具とかは使わずに、黒檀や紫檀などの唐木材や、桑や屋久杉などの銘木の木目の美しさをいかして作っています。黒檀や紫檀は、柾目といって、縦に筋がまっすぐ入った目が良いといわれています。それが前面になるように、最初から選んできて使う。それ以外の部分は、目立たないところに使っている。木が悪いわけではないので、その目をいかして選びながら切る」

上質な木材の、木目の美しい部分を厳選して使います。

(岩田隆さん)「盛付板というのがありまして、設計図ですね。 例えば、家の設計図を原寸大で書くのは不可能なんですが、仏壇の場合は、大きい仏壇でも、基本的には原寸大で書くことが重要。仏壇に合わせて、何百種類近くの盛付板があります」

膨大な設計図をもとに木材を切り分け、木目の美しさをいかすため、釘を使わず組み立てていきます。

(岩田隆さん)「やはり、住宅事情などで、仏壇離れというのは進んでいますので、何年も前から、黒檀や紫檀の端材を使ったお箸やコースターを作って販売しています。木の良さに触れて、見ていただいて、『じゃあお宅で仏壇を作ってください』というかたちで、少しでも興味をもっていただけたらなと思っています」

先祖への思いを紡ぎ続ける、東京仏壇。そこには職人のいぶきが感じられます。

岩田仏壇製作所の商品をはじめとする、東京の伝統工芸品は、オンラインショップ「小粋屋東京」でも取り扱っています。

関連リンク
https://www.rakuten.ne.jp/gold/koikiya-tokyo/

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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