プロ野球で初の現役ドラフトが9日行われ、横浜DeNAの細川成也外野手(24)が中日に移籍することが決まった。新たに中日から笠原祥太郎投手(27)が加入する。
細川は明秀日立高(茨城)から2017年にドラフト5位で入団。1年目の初打席で笠原から3ランを放っている。
若手の長距離砲として活躍が期待されたが、その後は伸び悩んだ。6年目の今季は18試合の出場にとどまり、打率0割5分3厘、1本塁打、1打点。通算成績は123試合で打率2割1厘、6本塁打、19打点。
笠原は2017年にドラフト4位で中日に入団。19年には開幕投手を務め、今季は1勝2敗、防御率5.29。通算成績は54試合で11勝13敗、防御率4.44。
現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるための制度。2日までに各球団がドラフト対象とする2人以上の選手リストをNPBに提出し、9日の会議はオンラインで行われた。