個人情報入りUSBメモリ紛失 足利市の中学校教諭

足利市役所

 栃木県の足利市教委は9日、同市立中に勤務する教諭が生徒約200人分の成績などの個人情報が入った個人所有のUSBメモリを紛失したと発表した。外部への情報漏えいは確認されていないという。

 教諭は部活動の大会のため3日午前、USBメモリを持参してフカイスクエアガーデン足利(市民体育館)へ行き、4日午前9時ごろ自宅で紛失に気付いた。5日に校長へ申告した。紛失メモリは見つかっていない。

 学校は9日に全校集会と保護者会を相次いで開き、校長が陳謝した。市教委の岡田和之(おかだかずゆき)教育次長は取材に対し「生徒、保護者に深くおわび申し上げる。再発防止に取り組みたい」と述べた。

 市教委は校内で個人のメモリを使うことや、個人情報の持ち出しを禁じている。「県教委の調査を待ちたい」などとして、学校名や教諭の性別、年齢などを公表していない。

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