10、11日開催 岸田総理肝いりの「国際賢人会議」とは 広島

国際賢人会議の立ち上げは核なき世界を目指し、1月に岸田総理大臣が表明しました。

岸田総理「各国の現・元政治リーダーの関与も得ながら『核兵器のない世界に向けた国際賢人会議』を立ち上げます」

2017年から広島や長崎などであわせて5回開かれた前身の「賢人会議」は、当時外務大臣だった岸田総理が立ち上げたいわば肝いりの会議です。

10日に始まる初会合にはアメリカ・オバマ政権のゴッテメラー元国務次官や、8月に行われたNPT再検討会議のスラウビネン議長ら12カ国15人の政治家や軍縮の専門家などが参加します。

また2016年に広島を訪問したオバマ元大統領や国連のグテーレス事務総長がビデオメッセージを寄せる予定です。

政府は岸田総理が会議に出席するため、11日に広島を訪問すると発表しました。

核の脅威が高まるなか核保有国と非保有国の双方の立場を超えた議論となるのでしょうか。

国際賢人会議の初会合は10、11日の2日間、広島市内で行われます。

10日は午前に開会セッションがあり、アメリカのオバマ元大統領のビデオメッセージが上映されます。

午後には被爆者が証言する場もあります。

11日は午前に参加者が原爆慰霊碑に献花し原爆資料館を視察します。

午後は閉会のセッションがあり、岸田総理大臣があいさつする予定です。

また岸田総理は来年5月に開催されるG7広島サミットの会場候補地の視察も予定されています。

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