Somali(ソマリ) ~ ソマリの家族に癒される、倉敷駅前の猫カフェ&バー

倉敷駅前にある猫カフェ&バーのSomali(ソマリ)は2022年10月1日(土)にオープンしました。

白い壁に猫の絵が描かれており、「Somali CAT & CAFÉ & BAR」と書かれたオレンジの文字が目印のお店。

7匹の猫に癒されながら、ドリンクやスイーツを楽しめるのです。

お店の雰囲気や、猫たちに対してのオーナー 日下栄造(くさか えいぞう)さんの思いを紹介します。

7匹の猫はソマリの家族

Somaliでは、7匹の猫が出迎えてくれます。

実はこの猫たちはソマリという品種で、家族なのです。

▼家族構成は、以下のとおり。

  • 母親:うる
  • 父親:える
  • 子ども:そる、まる、りる、るる、べる

▼うるは少し小柄で、首輪をつけていません。

▼えるも首輪をつけていませんが、首のまわりの長い毛が特徴的で、家族のお父さんとしての貫禄があります。

▼猫の子どもたちは首輪の色で見分けられます

  • そる:黒と白のチェック
  • まる:黄色
  • りる:赤
  • るる:白
  • べる:青

もともとオーナーの日下さんがうるを飼っており、旦那さんとしてえるを迎えました。

最初にそるとまるが生まれ、その後りる、るる、べるが続き、家族の数が増えたことから猫カフェを開こうと思ったそうです。

お店にいるソマリは家族であり、今でも毎日7匹一緒に暮らしているからこそ、小さな変化にも気づけます。

ソマリの家族のおうちに遊びに来ているような感覚で、猫たちと触れ合えるのです。

「猫の家族がいる猫カフェ」や「ソマリだけの猫カフェ」は多くない、と日下さんは話します。

ソマリは人懐っこく、人と触れ合うことが好きな猫です。

そのため、これまでに猫カフェを訪れたことのない人でも、猫と仲良くなりやすい猫カフェとなっています。

また、Somaliでは、猫のためのおやつを用意していません。

猫がおやつ目当てに寄ってくるのではなく、お客さん自身に興味を持ってもらうためです。

店舗には猫と遊ぶためのおもちゃがあり、猫の目の前で振ってみると、おもちゃに飛びついてくる姿を見られるのです。

また、りるはおもちゃだけでなく紐も好きで、人が着ている服の紐で遊ぶこともあります。

筆者はパーカーを着て取材に行ったのですが、パーカーの紐をおもちゃにして遊んでいるようすを見られました。

充実したカフェ&バーメニュー

Somaliでは、カフェ&バーメニューも充実しています

ソフトドリンクやスイーツだけでなく、アルコールドリンク、ノンアルコールドリンクも楽しむことが可能。

筆者は「もも色クリームソーダ」と「ゴルゴンゾーラチーズケーキ」を食べました。

もも色クリームソーダ

クリームソーダにのっているアイスクリームには、猫のデコレーションが施されています

食べる前につい、写真を撮ってしまいたくなるかわいさです。

もも色のソーダはフルーティーで、炭酸のしゅわしゅわとした口当たりがとてもすっきりとしています。

アイスクリームはバニラの味がしっかりとして、ソーダに溶かすとさわやかな甘みを楽しめました。

ゴルゴンゾーラチーズケーキ

ゴルゴンゾーラチーズケーキは、チーズの味がしっかりと感じられ、甘さは控えめです

ケーキはとてもやわらかく、口に入れると溶けていくような食感となっています。

添えられている生クリームやベリーソースとの相性も良く、食べる手が止まりません。

Somaliで提供されているカフェメニューは、カフェ巡りが好きなスタッフの「カフェメニューを出したい」という提案からできたそうです。

スタッフのやりたいことはできるだけ叶えてあげたい」という思いから、カフェメニューの開発に取り組み、現在のかたちになりました。

猫にあまり興味のない人でも、食事を通してSomaliを楽しむことができます。

青汁の原点 遠藤青汁

オーナーの日下さんは「遠藤青汁倉敷」の代表取締役でもあり、Somaliでも、青汁を飲むことができます。

アップル、オレンジ、ミルクのいずれかで割ることもできますが、筆者はストレートで飲みました。

新鮮なケールを使って作られた青汁であるため、実際に野菜を食べているかのように、ケールの味が濃いです。

野菜が苦手な人にこそ、一度飲んでほしい青汁となっています。

店舗の外で写真を撮ろう

Somaliは、お店の外の壁がフォトスポットになっており、お店の外では写真を撮って楽しめます。

お店の真っ白な壁には、大きな木と7匹のソマリの絵が。

壁の絵は、画家のacuteさんが描いたものだそうです。

やわらかいイメージでかわいい絵、という日下さんのイメージをacuteさんが形にしました。

猫カフェと同じ場所にあった前のお店でも、外の壁の絵はacuteさんに描いてもらっており、「せっかく描き直すのならまた描いてほしい」と思いお願いしたそうです。

絵にはお店を彩るだけではなく、外観でもお客さんや道行く人にも楽しんでもらいたい、という思いも込められています。

そこで、筆者も写真を撮ってみました。

ソマリとブランコに乗っているような写真
ソマリにドアを開けてあげているような写真
ソマリに風船をとってあげているような写真

このほかにも、描かれている木やポストの上にも、ソマリの絵が描かれています。

お気に入りのソマリの絵を探して、一緒に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

おわりに

「どんな人に来てもらいたいか」という質問をしたところ、「猫と触れ合ったことのない人にこそ、来店してみてほしい」という言葉が返ってきました。

日下さん自身、うるを飼うまで、猫と触れ合ったことがなかったけれど、今では猫カフェを経営するまでに猫のことを好きになったと話します。

猫の人懐っこさやかわいさが、もっとたくさんの人に伝わってほしいというのが日下さんの願いです。

一人でも多くの人が足を運び、Somaliの魅力を肌で感じてもらえることを願っています。

© 一般社団法人はれとこ