来春開校の旭学園 ジェンダーフリーの制服披露

来年度4月に開校する小中一貫の義務教育学校「旭学園」の制服が完成し12月6日、岡山県久米郡美咲町西川の旭中学校で披露された。旭地域の自然を象徴した色合いとオリジナルの校章を際立たたせ、すっきりとした印象を受けるジェンダーフリーのデザインとなっている。
制服は紺色のジャケット、紺と緑色のチェック柄のスカート・ズボン、えんじ色と紺色のストライプ柄のネクタイ・リボンがセットで、男女問わず自由に組み合わせて着られる。地域を囲む山々、旭川湖、三休公園の桜などをコンセプトに配色が決められた。
また、ジャケットの胸元のポケットには、ASAHIの頭文字「A」のロゴと星マークをあしらった校章を施している。ロゴに用いられた上向きの伸びやかな字や白い星には、それぞれ「子どもたちの学力や体力の向上、心の成長」、「一人ひとりの個性が輝くように」といった思いを込められている。
この日、学園の制服に身を包んだ旭小児童代表の2年・瀧野愛奈さん(7)は「チェック柄がかわいくて気に入った。これを着て登校するのが楽しみ」とにっこり。旭中生徒代表の1年・岡本眞大朗君(12)は「素材が柔らかく、軽い。とても動きやすくて新鮮な感じがする。来年度から気持ちを切り替えてスタートできる」と話した。
旭小と旭中学校の統合が決まり、保育園を含めた職員やPTA役員らは昨年度から検討会議を重ねてきた。同学園は9年制で、子どもたちの成長に合わせて、1〜4年生の低学年用と、7〜9年生の高学年用を用意。5、6年生はどちらも着用できるようにしている。このほか、夏服や体操服も一新した。

低学年用の制服

© 津山朝日新聞社