ジェームズ・キャメロン監督 『アバター』の世界観は、19歳の時に見た「夢の記憶」から作られている

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『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の日本公開を控えるジェームズ・キャメロン監督が、前作『アバター』は自身が19歳のときに見た夢を基にして作り上げられたことをファッション・カルチャー誌<GQ>のインタビューで明かした。

アバター世界はキャメロンの脳内から湧き出た

ジェームズ・キャメロン監督が手がけ、世界歴代興行収入1位の大ヒット記録を打ち立てたSF大作『アバター』(2009年)。13年ぶりとなる待望の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が2022年12月16日より劇場公開される。

カリフォルニア州フラートンにある大学に通っていた19歳の頃に、映画『アバター』の元となる夢を見たというキャメロン監督。当時見た夢の記憶について、「生物が発光しているような森の夢を見た。光ファイバーのランプみたいな木が並び、発光体が輝く川が流れ、大地には歩くと紫色に光る苔みたいなものが生えていた」と振り返る。

裁判で活躍!? 今でも保管している夢スケッチ

そんな不思議な夢から覚めたキャメロン青年は、すぐに『アバター』の初期段階のコンセプトとなる絵をいくつか描き残したそうだ。「すべて夢で見たことなんだ。すごく興奮して目が覚めて、絵に描いた。実際にその絵を持っているよ」とキャメロン監督は語っている。

実際にそれらの絵が手元に残っていたことで、映画『アバター』のアイデアを思いついたのは自分だと主張する人々から10〜11件ほど訴訟を起こされたときにも、キャメロン監督は19歳のときに描いた絵を見せながら「ほら、発光している木があるでしょ?」という感じで、『アバター』の世界観は自分が思いついたアイデアだということを証明することができたそうだ。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)より劇場公開

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