「核兵器ない世界」に向けて 国際賢人会議が広島市で開幕

「核兵器のない世界」の実現に向け、国内外の有識者が具体的な道筋を議論する国際賢人会議の初会合が、広島市内のホテルで始まりました。

国際賢人会議は今年1月、岸田総理が立ち上げを表明したもので、アメリカ、ロシア、中国など核兵器保有国と、ニュージーランドなど非保有国出身の有識者、15人で構成されています。

開会セッションでは、2016年に広島を訪問したアメリカのオバマ元大統領がビデオメッセージを寄せました。

アメリカ・オバマ元大統領のメッセージ「これは非常に困難な課題。私たちは子孫のために核兵器のない世界を追求する責任がある」

また、国連のグテーレス事務総長も、ビデオメッセージで「核兵器による破滅を回避するため知恵が必要だ」と訴えました。

11日は岸田総理が閉会セッションに出席する予定です。

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