普通列車ドア6カ所全開で出発し6m走行 JR北陸線の湯尾駅、運転手が操作誤る

 JR西日本金沢支社は12月10日、北陸線の敦賀発福井行き普通列車(2両編成)が8日正午ごろ、乗降側の全6カ所のドアが全開の状態で湯尾駅(福井県南越前町)を出発し、約6メートル運行したと発表した。乗客約50人にけが人はなく、遅延もなかった。

 同社によると、運転手がドアの開閉操作を誤り、開いたまま出発した。10秒ほどして気づきドアを閉めた。

 乗客の投書を受けた国土交通省中部運輸局が9日、同社に連絡した。運転手は社内で報告していなかった。

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