広島県呉市でバスの自動運転の走行実験が行われています。
この走行実験はGPSが届かない場所でも走行位置を確認できる特殊なセンサーを使用したもので、全国で初めて呉市が取り組んだものです。
実験はJR呉駅前から呉市役所のおよそ4キロを結び、今月10日から始まりました。
一般車と同じ車線を走行して行われ、自動運転の安全性を確認します。
全国で初めて道路に埋め込まれた特殊なセンサーの「磁気マーカ」が使われ、GPSを十分に受信できない場所での安全な自動運転についても検証するということです。
走行実験のバスに乗車した乗客は「スピードが出ても不安を感じることがなかった」と印象を話していました。
走行実験を管轄する呉市の呉駅周辺事業推進・室林通宏担当課長は、「危険な時には運転手が介入するように
している、どんな時に介入するのかといった課題を少なくするのが今後の取り組み」と話しています。
この実験は呉駅前の再開発の一環として今月13日まで行われます。