怖くて泣いちゃった(こわくてないちゃった)

「怖くて泣いちゃった」(こわくてないちゃった)とは、Twitter上で頻繁に使用されているスラング。文字通り、何かしらの衝撃を受けた際に、そのシチュエーションとともに使用される。本当に泣いていることはあまりない。

「怖くて泣いちゃった」の意味

「怖くて泣いちゃった」(こわくてないちゃった)とは、Twitter上で頻繁に使用されているスラング。

文字通り、何かしらの衝撃を受けた際に、そのシチュエーションとともに使用される。ネットスラング特有の誇張表現であるため、本当に泣いていることはあまりない。

「怖くて泣いちゃった」の由来・語源

厳密な起源は不明だが、Twitterが日本に上陸した当初から使用されている。ただ、当初の使い方としては、現在のようなスラング的な使用ではなく、言葉通りの「本当に怖かった経験」などで使用されていることが多い。スラング的な使用が増え始めたのは2010年代後半以降で、街中で見かけた広告のコピーの写真やいわゆる「マナー講師」の発言などを引用して「怖くて泣いちゃった」と添えられたツイートなどが存在している。

近年では派生形が多く存在しており、「怖さ」のレベルが上がった「ワンワン泣いちゃった」、Webメディア「オモコロ」所属ライターのARuFa氏とダ・ヴィンチ・恐山氏による『匿名ラジオ』の第200回で飛び出した「怖すぎて泣いちゃった」などが使用されている。「怖すぎて泣いちゃった」は、同番組のコメント欄でも頻繁に使用されている。

Twitterで連載されているイラストレーターのナガノ氏の人気漫画『ちいかわ』の「泣いちゃった!!」も同等の意味で使用されることがある。

「怖くて泣いちゃった」の活用例

Twitter上陸当初の使い方

・「検査が怖くて泣いちゃった」

・「でかい虫が出てこわくて泣いちゃった」

・「路上で喧嘩見かけて、怖くて泣いちゃった」

・「(ドラマの)BGMが嫌いで、怖くて泣いちゃった記憶ある」

→このように、本来の意味で使われていることが多かった

近年の使い方

・「今月のカードの請求見て、怖くて泣いちゃった」

→見に覚えのない(本当のところは覚えのある)高額の請求を認識した際の発言。怖くて泣くくらいなら控えればいいのだが、なかなかそううまくはいかないのである。

・「あらすじ怖くて泣いちゃった」

→アニメやドラマなど何かしらの作品で、あらすじだけですでに「怖い」作品は実際に本編を見るとあらすじが可愛く思えたりすることもある。なおこの「怖い」というのはヘビー・ホラーのほか、「どうかしている」「トンチキ」の意味合いで使用されることもある。また、「怖さ」だけでなく「嬉しさ」を表現する「嬉しすぎて泣いちゃった」「良すぎて泣いちゃった」という形も存在している。

・「〇〇のビジュ良すぎて泣いちゃった」

→ビジュ(ビジュアル)が大変素晴らしい・好みだというときに使用される。割と最上級の褒め言葉に近い。

・「〇〇にいいねされて泣いちゃった」

→これは人によって、どちらの意味でも使用される。芸能人や有名人などに自分のツイートが見つかって「嬉しい」という意味、対策をしていたのにエゴサに引っかかって見つかってしまった「怖い」の意味。

ネットスラングとしての「泣いちゃった」には比較的汎用性があることが多い。

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