B.B.BASEがE-Bikeの乗車を歓迎! B.B.BASEにE-Bikeを載せてサイクリングを楽しもう!

両国から銚子等、房総半島に行くサイクルトレイン「B.B.BASE」。車内には自転車を立てかけるサイクルラックが用意されており、ロードバイクやクロスバイク、一部小径車の積載が可能で簡単に自転車を停められる事が可能な事で知られている。

その一方、サイクルラックに積載できない自転車も存在する。特に、欧州を中心に注目されているE-Bikeは、ほとんどの車種が、バッテリーとモーターの関係で、車体重量が重くB.B.BASEのサイクルラックに積載できない。

だが、実は、B.B.BASEでは、E-Bikeを含めたサイクルラックに搭載できない自転車(規格外自転車)の乗車も可能なことをご承知だろうか。今回は、シクロライダーがE-BikeとB.B.BASEで楽しむサイクリングについて、写真を交えてお伝えする。

- B.B.BASEとE-Bikeの組み合わせは、どれだけ面白い?

B.B.BASEとE-Bikeの組み合わせは、どれだけ面白い?

B.B.BASEが発車する両国駅。普段使われていない3番線から出発。階段がなくスムーズに3番線へ入場できるため、E-Bikeでも安心だ。

B.B.BASEは6両編成で99人の乗員と99台の自転車を載せる事ができる。1両あたり19~20人の座席(4号車はフリースペースで定員0人)のため、ボックスシートながらゆったりとした座席となっている。通常の特急列車が1両あたり50人ほどの乗員が乗るため、B.B.BASEが、どれだけゆったりしているかわかるだろう。

B.B.BASEの車内には、自転車を立て掛けるためのラックが用意されているが、多くのE-Bikeは車体重量の関係で積載できない。そこで、E-Bikeはラックに積載するのではなく、車両端にある空きスペースに置く方法で積載する。この方式はラックに積載するよりは少し時間がかかるが、車種に固定されないので、様々なE-Bikeを載せることが可能だ。当日はB.B.BASEクルーに相談し、スムーズに乗車することができた。

今回、乗車したB.B.BASE佐原は、水郷の町として有名な香取市の「佐原駅」に止まる。ここは利根川サイクリングロードに近く、平地が多いエリアだ。平地でも向かい風などの問題があるが、E-Bikeは従来のクロスバイクよりも楽に走ることができるため、気軽に観光地を巡りたい人にオススメだ。

佐原エリアで有名なのが「香取神宮」。全国に約400社ほどある香取神社の総本山で、勝運・交通・災難除けなどのご利益があると言われている。地震を鎮めるとされる霊石「要石(かなめいし)」があり、関東屈指のパワースポットとも呼ばれている。お参りを終えたら降りて甘味処で休憩したり、お土産を買うこともできる。佐原駅から歩いて約50分近くと遠いため、観光で回るにはE-Bikeがオススメだ。

香取神宮:

“北総の小江戸”や”水郷の町”と称された「佐原の町並み」も注目だ。歴史的建造物が今でも残っているだけでなく、昔からの家業を引き継ぎ、今も営業を続けている商家が多いのも特徴。江戸時代に、日本を測量し、初めて実測による日本地図を完成させた「伊能忠敬」がかつて住んでいた事もあり、「伊能忠敬旧宅」や「伊能忠敬記念館」など、自転車で散策するのも良いだろう。

香取市役所 佐原の町並み:

E-Bikeで房総半島はもっと面白くなる

誰でも気軽にサイクリングが楽しめるE-Bike。そのE-BikeにB.B.BASEを組み合わせる事で、誰でも気軽に房総半島のサイクリングが楽しめるという新しい魅力が生まれた。今回は、佐原エリアでE-Bikeサイクリングを行ったが、佐原エリアだけでなく、銚子エリアや内房エリア、外房エリアでもE-Bikeを持ち込んでのサイクリングが可能。シクロライダーでもE-BikeとB.B.BASEを組み合わせた特集を行う予定だ。

B.B.BASE:
東日本旅客鉃道株式会社千葉支社:
※規格外自転車の持ち込みについては、当日クルーにご相談ください。

【E-Bike提供】
CycleTrip:
ZuttoRide Sharing株式会社:

文:松本健多朗

© シクロライダー編集部