自作ロボット 陣取りテーマに熱戦 津山でコンテスト 47チーム競う

自作したロボットを操り、得点を狙う参加者

 「第27回つやまロボットコンテスト」(津山市などでつくる実行委主催)が11日、同市山北の津山総合体育館で開かれた。小中学生、高校一般の2部門に国内外の47チームが出場し、陣取りをテーマにした競技で自作ロボットの性能を競った。

 小中学生は横3.5メートル、縦1.7メートル、高校一般は横7メートル、縦3.5メートルのコート上で、赤と青のチームに分かれて対決。赤と青のカップを縦にくっつけた「アイテム」をコート中央にある突起へ自チームの色が上になるようにはめ込んでいき、得点を争った。

 参加者はロボットを遠隔操作し、アームを使ってアイテムを手際よく運搬。相手のアイテムを持ち上げて反転させたり、上から重ねてはめ込んだりして自らの得点に変える“大技”も飛び出した。

 小中学生の部を制した「ゴールド・イースト・アドバンス」メンバーで同市立北陵中1年の男子生徒(12)は「アームの動きを工夫し、家に集まって練習を重ねた成果。努力が報われてうれしい」と話した。

 新型コロナウイルス禍で2020年から国内チームのみで行ったが、3年ぶりに国外からも参加を募った。

 他の主な成績は次の通り。

 【高校一般】(1)ロボコンハウス(2)菖一技術研究会(3)OCT実習A▽技術賞 城南電気1号▽アイデア賞 ブリラム県プリンセスチュラポンサイエンス高校(タイ)▽デザイン賞 岡工2022

 【小中学生】(2)teamあいだ(3)仲本ブラザーズ▽技術賞 チームTTT チンアナゴ▽アイデア賞 The Genius Moon▽デザイン賞 ジュニアドクターB

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