カニエ 今度は美術大学の名誉博士号はく奪 マスク氏にも噛みつく「子供時代の写真見たことある?」

米ラッパーのカニエ・ウェスト(45)が、シカゴ美術館附属美術大学から学位をはく奪された。SNS上で反ユダヤ主義のコメントをしたことで、バレンシアガ、アディダス、GAPといったブランドから軒並み契約を解消されているカニエ、今度は大学から名誉博士号を取り下げられた。

エリッサ・テニー学長からの手紙にはこう綴られている。「彼の反黒人、反ユダヤ、扇動的な発言、特に黒人とユダヤ人の方々のコミュニティに向けたそれは非常に不快で非難すべきものです」「コミュニティとして我々の学校は対応に関して様々な意見があることは承知しています。しかし彼の行動に擁護の余地がないことに関しては我々全員が一致しています」

イェことカニエは2015年にアートと文化への貢献を評価され、名誉博士号を同大学から贈られていたが、学生らはその学位を取り下げるよう請願。4000人の署名が集まっていた。

またカニエは最近、ツイッターを買収したイーロン・マスク氏にちょっかいを出していたところだ。カニエは5日に人種差別発言で停止されていたインスタグラムに復帰、こう綴っていた。

「イーロンが中国人とのハーフと思っているのは俺だけか?奴の子供時代の写真を見たことがある者は?」「中国人の天才と南アフリカのスーパーモデルを掛け合わせて1人のイーロンができた」「1人のイーロンと言った理由は、彼らが10人から30人ほどのイーロンを作ったということだ。奴が最初にできた遺伝的雑種だ。オバマも忘れちゃいけないな」

この投稿でカニエは自身を「未来の大統領」と話し、次回の大統領選への立候補を示唆。ボンデージ姿のテディベアを持った子供が登場するキャンペーンなどで非難が集中しているバレンシアガ氏に言及しつつこう続けていた。「ジェイ・Zの誕生日に、アメリカの未来の大統領イェが、マーク・ザッカーバーグのプラットフォームを使い、バレンシアガゲートの最中にイーロン・マスクの子供時代の写真の大規模な調査を扇動する。万物の理論で問題解決。神を称えよ」

ちなみにこの発言にマスク氏は「誉め言葉として受け取るよ」と返信。カニエはインスタグラムで、「友よ、それは誉め言葉さ。今はオバマ(が矛先)だ」と反応している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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