ありがとう!センチュリオン札幌 サウナ野郎パンダ・リー「ととのえ道場」[126] 12月20日井上勝正熱波師参戦「グランドフィナーレ」

22年12月20日グランドフィナーレ!

温度差日本一のセッティングと過激なサウナ愛で札幌・北海道のサウナ界を元気にしてくれた「センチュリオンホテル札幌」が、惜しくも来年2023年1月16日に閉館しやす。

センチュリオングループでは札幌店への激しいご愛顧に感謝を込めて、12月19日から23日まで「グランドフィナーレ」と題して最後の熱波感謝祭を行いやす。

20日には井上勝正熱波師が2年1か月ぶりに凱旋!伝説のパネッパでセンチュリオン札幌のキックオフを衝撃的な熱波パフォーマンスで飾った井上師がその最後を締めくくるざんす!20日は自分も参加しやす。ありがとう、センチュリオン札幌‼ギャラクシーサウナよ、永遠なれ!サウナ野郎パンダ・リーっす。

センチュリオン札幌が1月16日閉店!

衝撃のニュースが届いたのは2022年11月14日。ご一緒にセンチュリオンを訪れたことがあるサウナを複数経営するG社長からの「閉館するんですか?!」というメールだったっす。

100℃越えサウナ、からのグルシンの水風呂で北海道のサウナーを宇宙に打ち上げてくれた“ギャラクシーサウナ”こと「センチュリオンホテル&スパ札幌(サウナリゾートオリエンタル札幌)」。サウナを含め施設自体は残るので一安心っすが、経営も運営もセンチュリオングループの手から離れやす。だからグルシン水風呂がどうなるのか。IKIヒーターのオートロウリュがどうなるのか。日帰り入浴がどうなるのかは不透明ざんす…。

センチュリオングループで閉館するのは「センチュリオンホテル札幌」とサウナのない「センチュリオンホテルCEN福岡博多」「センチュリオン鹿児島天文館」の3施設っす。緊急事態宣言が明けて以降は、宿泊も絶好調のセンチュリオンホテル札幌がなぜ今閉館なのか?!それはセンチュリオングループ存続のための、苦渋の選択だったそうっすー。

既に伝説!センチュリオン札幌「ギャラクシーサウナの軌跡」

『ドラマサ道』の『2019年末SP~北の聖地でととのう~』が放送された半年後の2020年6月。“ギャラクシーサウナ”は北海道札幌に忽然と出現したっす。場所はお寺が立ち並び、すすきのでも割と閑静な場所にあるビジネスホテル『ホテル新東』。それがピッカピカのデザイナーズホテル『センチュリオンホテル札幌』に大変身して誕生したっす。

まさか足繫く通うことになろうとは…。「サウナと水風呂の温度差」がととのいへの近道であることを超わかりやすく教えてくれた『センチュリオンホテル札幌』。サウナオープンから約2年半、開業から約3年。「温度差日本一」と「グルシンの水風呂」に全力投球!いつも一所懸命!北のギャラクシーサウナの格闘の日々を振り返りやすー。

センチュリオンホテル札幌(サウナリゾートオリエンタル札幌)3年の軌跡

2019年

11月11日:「センチュリオンホテル札幌」開業

2020年

6月26日:地下1Fに「サウナリゾートオリエンタル札幌」グランドオープン

9月1日:日帰り入浴スタート

11月2日・3日:井上勝正熱波師「熱波道」開催。IKIヒーターが106℃越えする中、口上だけでタオルを振らないのに猛烈な蒸気が上から全身に舞い降りる「フェニックスロウリュ」。からの、水風呂キンキン12℃(当時)。2日間で計7回行われた特別熱波体験で、センチュリオンは「温度差の殿堂」として一躍知られる存在に。あ、あれは凄かった…。

12月24日:「レディースデイ」初開催。大好評で以降毎月ほぼ2回実施へ。

モリマンのモリ夫さん、豊澤瞳さんらプロサウナーもたびたび駆けつけ大盛況!

2021年

2月1日:「熱波師によるアウフグースを18時19時毎日開催」始まる

2月10日:オートロウリュが17時~26時40分は20分間隔に

3月6日‐7日:「サウナの日」。熱波サービスを16・17・18・19時と両日4回。

5月18日‐19日:センチュリオン一門“始祖”「サウナエモン」が熱波イン

9月27日:サウナバカのためのサウナグッズブランド「saunizm」コーナーオープン

(コンセプト“日常にもサウナ愛・サウナ魂”から生まれた「ラドルスプーン」)

(レディースデイでは熱波師で活躍!サウナエモンに指導を受ける「ロリュミ」saunizm店長。年末でご卒業、お世話になりやした!)

☆『saunizm』HP https://saunizm.com/

10月1日:「ダブルチリングシステム」完成。ツインチラーで完璧なグルシン水風呂を実現!

2022年

3月5日‐7日:「サウナの日」。3日間に拡充。18時‐21時まで4回の熱波を実施。7日は22時半も。

7月28日:レディースデイ(事実上の最終回)

11月14日:閉館の告知

12月20日:グランドフィナーレ「サウナそのもの井上勝正熱波師札幌参戦」(予定)

2023年

1月16日:閉館へ

「緊急事態宣言」下の211日

開業から1年3か月。緊急事態宣言が明けた2021年10月1日。ついにAlwaysグルシンな水風呂を実現する「ダブルチリングシステム」が完成!センチュリオン札幌は「温度差のセンチュリオン」として北海道のサウナーにその名が伝播。サっぽろ街なかサウナを盛り上げる存在として、不動のポジションを確立しやす。

しかし…。明るく元気な熱波パフォーマンスの影で、開業当初からコロナ禍の影響もあり伸び悩んでいた宿泊稼働率と客単価は悪化の一途をたどっていったそうっす。サウナのグランドオープンから数えて462日。実にその半分に迫る211日は「緊急事態宣言」の時期と重なりやした。メインターゲットになるはずだった海外からの観光客はゼロ。全国民が行動制限を強いられる中、柱の宿泊事業は危機的状況を迎えていやした…。

「サウナエモン」ロングインタビュー

全国8つのセンチュリオンホテルグループのサウナ「サウナリゾートオリエンタル」を統括する“始祖”「サウナエモン」先輩にじっくり話を聞いたっす。

―ギャラクシーサウナ、残念っす。

「そうですよね…。僕らホテルを運営して。閉めることができないんですよね、ホテル業は。閉めてしまうと、大資本のホテルは別ですけれども。部屋が腐ってしまったり、お風呂も毎日廻すからあのセッティングができるんであって。開けたり閉めたりを細かくできないんですよ。一週間開けてみたり、一週間閉めてみたりというのはできないんですよ。『予約商売』でもあり。だからどうしても先々を予測して営業しなければいけないというのが宿命なものですから。クレイジー&ギャラクシーということで。コロナも終息するだろうという楽観的な状況の中で。赤字だろうがなんだろうがお客様に喜んでもらおうという一心で、ずーっと続けてきた訳なんですよね」

―要因はコロナ禍ですか?

「実際にはもうコロナの第何波までね(終息せず)。数えている人もいないと思うんですけど。宿泊単価もあり得ない金額で出ていたりとか。身銭を切って商売を続けていたところが現実あるんですよ。で、ここ何か月。夏以降復活の兆しが見えてきたっていうところだったんですけど。やっぱりあの…収益的に会社に余裕がなくなってきていると」

―グループとして?

「グループとしてです。復活の兆しが見えてきたまさに矢先なんですけれどもね」

―札幌も無茶苦茶流行ってる。

「スゴイですよ。もう満室で。売り切れ御免でやっているという状況なんですけど。ただ、そういう(営業譲渡の)話が出ていた例えば今年の最初のほうだとか。夏前なんかは先が見えない真っ暗な状況で。僕らも『もう資金が尽きる』というぐらいの話をしていたものですから」

―そうだったんっすね…

「今後の雇用も踏まえて。しっかりした受け入れ先に夢を託すのも一つだろうと。そんなこんなでその時に。受け入れ先と。札幌は非常にいいマーケットなのでやりたいという方たちが現れてですね。僕らももう、苦渋の決断で。札幌から熱波師からみんな集めて壮大なお祭り騒ぎで。従業員も涙ながら抱き合って。代表と私も先月末ぐらいに行って。ほんとにコロナの生んだ悲劇なんですよ(泣)」

―負担が大きかったと

「コロナがあるからと言って借金が。ホテルがあるわけですから当然借金して始まるわけですけれども。借金がまかるわけでもなければ。金利もなくなるわけでもないんですよね。今のままだと札幌店。何10年ローンできくのかという負の遺産を残して続けるという話になってしまうので。もうシリアスな話になっちゃいますよ、もう。コロナがなければみんなが楽しく力尽きるまでできる店舗なんですよ。いままさに売上スゴイですしね。だからコロナの時期だけ。営業してもいいのか悪いのか。自粛して、客もすっからかんで来ないけど。ホテルは固定費がスゴイ高い商売なものですから。100部屋を常にスタンバイな状態で商売するっていうところで。高いんですよ固定費が。そんな状況です」

―サウナは残る。不幸中の幸いっす…。

「そうですね。ホテルチェーンさんが受け入れてやってくれるということなので。どういう営業形態になるか。我々の範疇ではないので。ただホテルさんのサウナは大体宿泊者専用の。決して広いわけではないですから。あとはスタッフ的に。ロウリュをするスタッフって全国でも稀だと思うので」

―そうっすね(笑)

やんねぇだろうな!って感じはしますよね(笑)そう…」

―あっという間に人気サウナに。濃厚な約2年半!

「濃厚だったすねぇもう(笑)採用から始めてIKIストーブつけるところから私も行ってやった。僕も4か月ぐらいいましたから。一つ思うのは…『札幌の連中、ハンパないな』と。従業員もお客様も出入り業者さんも含めて。『なんでこんなにサウナが好きなんだ』っていう。ちょっと哲学論から入っちゃいましたよね」

―(笑)

「やっぱり寒いからなのか。何なのかわからないけど(十勝で)『サ国』って言ってるじゃないですか。これはねぇ。全然嘘ではなくて。私もサウナの仕事で全国行きますけど。(北海道は)全国稀に見るサウナ熱の熱量!これはねぇ、日本有数。日本一と言っても過言じゃないと思いますね。ハイ。東京を超えてますよ!サウナ熱だけで言ったら。決して売上だけじゃないんで。東京は人が多いので。見かけ上はオリアカ(オリエンタルリゾート赤坂)なんかも非常にお客さんもたくさん入って盛況な感じがありますけれども。お客さんの『きょうの二段目最高だったよ』とか。ワードが出てくるエリアってなかなかないんで。ハハハハハ(笑)『きょうのフェニックスは一味違いました』とか中々出てこないじゃないですか!」

―札幌店の反応は熱かったと!

「だからねぇ、あの。正直我々は。撤退。苦渋の決断ですけど。絶対必ず札幌は再上陸します。必ず。(熱波支配人)勝俣先輩と言っているのは。『俺たちは魂は置いていくよ!』と。体は一瞬離れるかもしれないけど。…だから『幽体離脱』ですよ!魂は札幌に置いて行って。いつの日かまた逢う日までってやつですよ。必ず上陸します」

(ギャラクシーサウナを人気サウナに育てた“熱柱”こと勝俣桂一熱波支配人)

―必ず!

「僕らはなんだっていいんですよ。札幌の地で商売ができれば。とにかく札幌で。お客さんたちが涙ながらに『なんでだ!』と。『なんて世の中なんだ』と。もうすぐ暴動が起きますよ」

―井上師の熱波を皮切りに毎日熱波&ダブルチラーの導入。進化が凄かった!

「当時はサウナ寄りじゃない人もいらっしゃったので。『水が冷たすぎる』とか『サウナが熱すぎる』っていうクレームの連続でしたね。でも我々は札幌のサウナバカの期待を一身に背負っているので。やらざるをえない!ととのわざるをえない!というところまで追い込まれて。だからもう。ほとんど会社に言わずに機械とか買っちゃってやってましたけど」

(勝手に購入したホシザキ社の製氷機。「頭部専用氷水」「ボトルクーラー」で大活躍!)

―(笑)

「そういう問題じゃないんだと。期待を背負ってしまっているんだと。もうバットを振らざるをえない。どうやって支払うかなんて考えずにね。とにかく『水を一桁にするんだ!』ってう合言葉だけでやってましたね。ハハハハハ(笑)」

―狂気を感じたっす(笑)

「控室、ハウルの動く城みたいになっちゃって。なんとかしてやるってことで。勝俣先輩がやり切りましたよね」

―最後に「グランドフィナーレ」についてお願いしやす!

「これはもうやっぱり。(閉館は)衝撃を発した。商売敵という問題じゃないんですよ。リフレの方もいらっしゃって。札幌だけは反応がヤバイなと。もう電話が鳴りっぱなしっていう状態で。めんどくさいんで途中から電話線切っちゃったんですよ(笑) 梁川(センチュリオンインターナショナル)社長にも話をしたら。『こういう店舗はグランドフィナーレ(をやるべきだと)』。みんなで悲しみを共感しあう。うん。でも悲しんでばかりもいられないから。みんな大人だし、おっさんだし。いったんこの日だけは弱音を吐かせてくれということで。“サウナそのもの”井上勝正さんの魂も入れながら。井上さんが極端な話キックオフのスタートだったので。井上先生を呼ぶべきだろうと。これもまたスケジュールが半端じゃないんですよ(笑)たまたま20日だけあった。前の日横浜で扇いで、次の日は平和島って言ってましたから。僕がたまにタオル振ったときも『井上さん、井上さん』って札幌のサウナーが言ってましたもん」

―当時のサ室は熱すぎた!

「そう(笑)タオル振らないんだもん。井上さんもそのこと言ったら『最後、フェニックス咲かせるしかない』って言ってくれて。札幌に来てくれた人に本当にありがとうという我々の感謝の気持ちを。井上さんの熱波を通して伝えたいですね」

―ファンミーティングも?

「ファンミーティングというのをいつもやりたかったんですよ!サウナ入っている人、僕ら仲間だと思っているので。一堂に結集して。もう柿の種とスーパードライしか出ないですけど(笑)昔話に花を咲かせて。いつ会えるかわからないけど。必ず戻ってくるってことも表明したいし。その日まで、みんな待っててくれよっていうのをみんなに伝えたい。ということで設定しました」

―人数は?

「基本的には断るなと現場には言っています。井上さんと記念撮影したり馬鹿みたいな話をしたりとか。いい思い出になると思うので!」

―最高っす!

「最高の一日にまちがいなくなりますから!その日は…水、下げられるだけ下げますから。もう。サウナも上げるだけ上げますよ。ありえますよ。伝説のラストギグですよ!」

【緊急告知】12月20日(火)は「Grand Finaleアウフグース」

センチュリオン札幌「Grand Finale」アウフグース!井上勝正師参戦も

□とき:2022年12月19日(月)~23日(金)夕方~

□井上勝正師の熱波:12月20日(火)17時・18時・19時に登場!(予定)

□ファンミーティング:12月20日(火)20時~ お一人様3,000円(フリードリンク・軽食あり)。フロントにて受付(入浴の予約ではありません)。

□センチュリオンの熱波:20日(火)を除く4日間。19日には“始祖”「サウナエモン」も登場!“熱柱”「勝俣桂一」を始めセンチュリオン札幌のサウナを熱くした9人の熱波師“センチュリナイン”がグランドフィナーレを盛り上げやす。出場熱波師(予定):全力熱波なめちゃん、絶対エース⁉純次さん、ペペスギモト、ダブルブロワーらいくん、ダニー・ウグイス、オニャンコポン、熱音ミク

3年間の感謝を熱波に込めて…「1、2、3、4、セン・チュリ・オン♪

パンダ・リー「ととのえ道場」センチュリオンシリーズ!

「皇帝!井上勝正師熱波プロレス!」(2020年11月2日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202011021649000430.html

「井上勝正師と対決!運命のゴング」(2020年11月4日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202011040600000431.html

「悶絶!火の鳥ロウリュ炸裂」(2020年11月5日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202011051454000432.html

「サウナを守るために今こそサ活!」(2020年12月7日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202012071815000498.html

「24日女性の日 センチュリオン」

https://sodane.hokkaido.jp/column/202012180408000521.html

「列サウナ!センチュリオン攻略法」(2020年12月19日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202012191142000523.html

「神戸!宇宙的サウナ&9℃水風呂」(2021年1月29日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202101292000000592.html

「温度差日本一へ」(2021年3月3日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202103031950000688.html

「サウナバカ必見!『saunizm』」(2021年10月18日)

https://sodane.hokkaido.jp/column/202110181200001449.html

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