【2022年】身長153cmの小柄女子がトヨタ ヤリスクロス ハイブリッドに試乗! 本音で評価してみた【人気のクルマを運転してみた】

2020年8月31日に発売されたトヨタ ヤリスクロス。新型ヤリスをベースに開発されたコンパクトSUVであるヤリスクロス HYBRID Zに身長153cmの編集部員篠田が乗ってみたのでレポートします!

トヨタ ヤリスクロス

ヤリスをベースにしつつもヤリスより大きく使いやすい!|ヤリスクロスの概要

トヨタ ヤリスクロスのボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm。ヤリスに比べて全長240mm、全幅20mm・全高90mm大きくなっています。

ボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mm

後部座席が最小限のヤリスに比べると、ヤリスクロスはSUVらしく居住性や荷室空間を広げ、ユーティリティ性能を重視しています。

エンジンはガソリン、ハイブリッドともに1.5L直列3気筒です。

ヤリスクロスのエンジン

ヤリスクロスの価格/グレード

ヤリスクロスは2022年に「GR SPORT」と「Z “Adventure”(アドベンチャー)」グレードが追加され、全部で5タイプが設定されました。またガソリンとハイブリッド、2WDと4WDが設定されるため、全18グレードがあります。

ヤリスクロスの価格(税込)は189万6000円〜293万6000円と、価格帯の幅も広いです。

ただ、ヤリスクロスの納期は2022年11月29日時点で注文から6ヶ月以上かかるとされています。

シンプルで使いやすい内装がポイント|ヤリスクロスの外装や内装(インテリア)、デザイン

ヤリスクロスの外観(エクステリア)は最近のSUVにありがちな都会的でスタイリッシュなデザインです。ただシュッとしているのではなく、SUVらしさを表現するためかボディが少し張り出しているようにも見え、力強さも感じられます。

シティ派だからといって決してアウトドアシーンに適していないということはなく、どんな場所に連れ出しても馴染む順応性も持っていると思いました。

ヤリスクロスの外観デザイン

ヤリスクロスの内装(インテリア)はシンプルで機能的なデザインです。ステアリングやシートは上下方向に調整できるので、小柄な人でも安心です。

ヤリスクロスのシート

運転中に触れるスイッチ類やメーター、センターディスプレイは、比較的高い位置にレイアウトされているので、運転中の視線移動が少なく済みます。

ヤリスクロスのインパネ

メーターはヤリスと異なる点です。

上級グレードにはカローラシリーズやRAV4などに用いられている7インチTFT液晶が装備されています。ヘッドアップディスプレイも用意されており、コンパクトSUVでありながら高級車のような先進装備がポイントです。必要十分な装備が備わっているという印象でした。

ヤリスクロスのメーター

買い物やちょっとした遠出も快適!|ヤリスクロスに試乗して感じた乗り心地

今回試乗したヤリスクロス HYBRID Zは加速が必要な高速道路の合流でもスムーズに速度を乗せていってくれます。また、左右に揺さぶられることもなく、乗っていて安心感がありました。

しかし、アクセルを踏み増したときにエンジンの唸り音が車内に響いてくるのが少し気になりました。

ヤリスクロスの走行イメージ

乗り心地としては不快な突き上げ感もほとんどなく、快適に運転できました。今回は都内近郊での試乗でしたが、お買い物やちょっとしたお出かけでは安心して乗っていられる車だと思います。

ヤリスクロスを運転していて気になったこと

左右に少し膨らみのあるボンネットなので、シートを一番上に上げても膨らみの部分までしか確認できず、サイズ感に慣れていないと少し不安になる人もいるかもしれないと感じました。ただコンパクトサイズなので、駐車や右左折時などに困ることはありません。

ヘッドライトの上部のあたりが少し膨らんでいる

また、特に燃費を気にせず走行していましたが、20km/L近い数値が出ていました。燃費性能は非常に高いと思います。

ヤリスクロスに試乗してみた評価

全体的に必要十分な車と言えます。今回短時間での走行でしたが、特に良いと思ったのは燃費性能、価格の安さです。また、機能面についても安全装備が充実していて安心です。一方、走行性能や運転のしやすさについてはコスト的に仕方ない面もあるかもしれませんが、少し気になりました。

まとめ

全体的には完成度の高いコンパクトSUVと言えます。この質感、装備内容で260万6000円なら十分満足できる車に仕上がっているのではないでしょうか。

選択肢が増え、ますます魅力的になったヤリスクロス。気になった方はぜひ試乗してみてください。

Z “Adventure”, GR SPORT
Z “Adventure”, GR SPORT

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)、カメラマン:MOTA編集部/トヨタ自動車】

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