『ゆでめん』から53年、はっぴいえんどとは何だったのか? サエキけんぞうと篠原章の共著『はっぴいえんどの原像』が1月20日刊行

サエキけんぞうと篠原 章の共著『はっぴいえんどの原像』が2023年1月20日にリットーミュージックより刊行される。 細野晴臣、大滝詠一、松本隆、鈴木茂から成る日本のロック・バンド〈はっぴいえんど〉の影響力は、それぞれの活躍により、より一層大きなものになった。 しかし、その魔法のような音楽がどうして生まれたのか? どんな風に組み立てられていったのか? 70年代初頭の風景にどう共鳴していったのか? 納得のいくような説明を描く本に出会ったことがない。 本書では、膨大な資料や、関係者インタビューをひもとき、60年代に彼らが音を出す瞬間までの道のりと、あの音楽が生まれた1970年代初頭のリアルな彼らを現代の視点から描き出す。 『ゆでめん』から53年、その現場や、その音楽性の真実に触れながら、はっぴいえんどの正体を語り尽くす一冊だ。 著者は、パール兄弟他で活躍するミュージシャン・サエキけんぞうと、はっぴいえんど人脈とも交流がある評論家、篠原章。本書の詳細はこちら。

著者プロフィール

サエキけんぞう

アーティスト・作詞家。1980年ハルメンズ『近代体操』でデビュー、86年パール兄弟『未来はパール』で再デビュー、2003年『スシ頭の男』でフランス・デビュー。作詞家として、沢田研二、モーニング娘。、サディスティック・ミカ・バンド、他多数に提供。著書『歯科医のロック』(角川書店)他多数。12年著書『ロックとメディア社会』(新泉社)でミュージックペンクラブ賞受賞。最新刊『エッジィな男 ムッシュかまやつ』(共著・リットーミュージック/2017年)。

篠原 章(しのはら・あきら)

1956年生まれ。大東文化大学教授などを経て評論家。日本のロックと沖縄問題が主たるテーマ。著書に『J-ROCK123』(講談社/1996年)、『沖縄ナンクル読本』(共編著・講談社/2002年)、『日本ロック雑誌クロニクル』(太田出版/2004年)、『沖縄の不都合な真実』(共著・新潮社/2015年)など。

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