山本耕史&松下優也, 海宝直人&廣瀬友祐, ウエンツ瑛士&立石俊樹 出演 ミュージカル『太平洋序曲』決起集会レポ

2023年3月よりミュージカル『太平洋序曲』が上演される。
本企画は、近代日本の夜明けを題材に、ミュージカルの巨匠とよばれたスティーヴン・ソンドハイムの作詞・作曲、1976年のブロードウェイで初演された『太平洋序曲』を、梅田芸術劇場と英国メニエールチョコレートファクトリー劇場との新制作で初の共同制作。
西洋のクリエイターによって描かれた「日本」という点で唯一無二の作品を、日本と英国の感性を融合させたアプローチで新たに創造する。

演出はミュージカル『TOP HAT』でオリヴィエ賞にノミネートされたマシュー・ホワイト。ウエストエンドを代表する音楽監督キャサリン・ジェイズ、美術家ポール・ファーンズワース、日本を代表する衣裳家前田文子らが、クリエイティブスタッフとして顔を揃えた。
出演は、物語全体を俯瞰しながら進行する<狂言回し>として山本耕史・松下優也。浦賀奉行としてペリーとの交渉に臨み、 次第に西洋文化に傾倒していく<香山弥左衛門>に海宝直人・廣瀬友祐。流れ着いた米国から帰国し、日本が開国に向かう中で武士道に目覚める<ジョン万次郎>にウエンツ瑛士・立石俊樹がそれぞれダブルキャストで挑戦する。
江戸時代末期、日本が鎖国を解き、開国し、西洋化へ向かう激動の過程を描いた『太平洋序曲』。

12月6日、ミュージカル『太平洋序曲』決起集会が行われた。この日が初集結となる“太平洋序曲の6人”が、公演への意気込みや互いの印象、親睦を深めるお題トークなどで、3月の開幕に向けてキックオフとなるこの決起集会で、士気を高めて公演に挑む。
江戸末期、ペリー来航をきっかけに、徳川幕府が、江戸を守るために築いた砲台、それが「台場」。幕府直轄の地や由来のものには「御」を付けて呼ぶ習慣があったことから、「台場」に「御」がつき、時代を経て「お台場」と呼ばれるように。、当初、海上の台場は11基造る予定であったが、完成したのは5基。現在は、第三・第六台場が国指定の史跡として残され、第三台場は「台場公園」となっている。
さて、その他の台場、東京港拡張のために第一・第五台場は「品川ふ頭」に埋没、第二台場は航路と重なるため撤去。未完成であった第四台場は、現在の天王洲アイルにあたる場所、地形や石垣などにわずかな名残が残っている。
晴天の12月6日、遠くまでよく見えるこの日、山本耕史、松下優也、海宝直人、廣瀬友祐、ウエンツ瑛士、立石俊樹がこの天王洲アイルに顔を揃えた。実はこの日、”初集結”。

コメント
山本耕史
役自体が狂言回しという役。役名が狂言回しというところがすごく面白い。まだ本が完成していないですけど、いろいろ想像しながら、チャレンジできるかなと思ってます。これほどの大作は久しぶりで、初心に返ってがんばります。

松下優也
狂言回し役は大半を舞台上で過ごします。狂言回しとしてもいるし、たまには誰かとして演じたり、カメレオンな存在として書かれていて。セリフ量が多いので頑張りたい。Wキャストですが、いろいろな方とお芝居ができることを楽しみに自分も稽古を励みたい。

海宝直人
太平洋序曲」は日本で上演することに、意味や意義がある作品。「NEXT」という曲で終わりますが、時代により「NEXT」は何かは変わる。その時代を生きる人が何を感じるかが面白い。日英が共同とで作る舞台に大きな意味を感じています。

廣瀬友祐
マシュー・ホワイトさんから「(私が演じる幕末の)日本の政治的問題が山積みの転換期、平凡な香山は観客に感情移入の役」だと。素晴らしい俳優の方々とご一緒できることを誇りに、香山という役をしっかりと果たします。

ウエンツ瑛士
この作品は、海外の方が日本の話を作っていて、日本人から見た日本史とは違う側面が描かれていることが素敵と思います。演じるジョン万次郎は、本音で生きていけない役で、彼をしっかりと務められるように頑張っていきたい。

立石俊樹
万次郎は、数奇な運命により生命力に溢れていて。僕も影響を受けていると思う。日英合作で素敵な俳優さんたちと作り上げていくので、とても刺激的な毎日になりそうなので、体当たりで挑みたい。

概要
日程会場:
東京:2023年3月8日〜3月29日 日生劇場
大阪:2023年4月8日〜4月16日 梅田芸術劇場メインホール
作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム
脚本:ジョン・ワイドマン
演出:マシュー・ホワイト
出演:
狂言回し 山本耕史・松下優也(Wキャスト)
香山弥左衛門 海宝直人・廣瀬友祐(Wキャスト)
ジョン万次郎 ウエンツ瑛士・立石俊樹(Wキャスト)
将軍/女将 朝海ひかる
[老中] 可知寛子/ [たまて] 綿引さやか/ [漁師] 染谷洸太/ [泥棒] 村井成仁/ [少年] 谷口あかり/ [提督] 杉浦奎介/
[提督] 武藤寛/ [提督] 田村雄一/ [提督] 中西勝之/ [提督] 照井裕隆/ [水兵] 藤田宏樹/ [少女] 井上花菜(登場順)

企画・制作・主催:梅田芸術劇場

HP:https://www.umegei.com/pacific-overtures/

TOP画像:公式写真
会見写真;編集部

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